本年もよろしくお願いいたします。

城北弓道部の年末年始の活動をご紹介します。

 

①東京都新人大会男子団体3位入賞

予選では5チーム中3チームが決勝戦に駒を進め、決勝の第一試合では壱軍が相手校と5度にわたる競射を制しました。

弓道は、団体3人チームで1人4本、合計12本を分母として的中を競います。

中てなければいけない時に中てる、というのは本当に難しいことですが、日頃の地道な努力が試合での1本に繋がります。

今回は、1人1人が持つ「1本の重み」というものを肌で感じられたのではないかと思います。

前年度からの連覇は叶いませんでしたが、その日のコンディションとうまく向き合い、チームワークで獲得した3位入賞でした。

 

 

②年末大掃除

道場の1年の汚れを落とすため、中1から高2までの部員を総動員しておこなわれました。

縦割りのチームごとに動くことで、学年を越えて絆を深めることができました。

今年のトピックスは、主務を筆頭に手先が器用な部員を集め、記録黒板の線引きをおこなったことです。

気を抜かずに丁寧に引いてくれたおかげで、綺麗な黒板になりました。

 

 

 

 

③早稲田大学弓道部 交流試合

年が明けてからは、ご縁あって早稲田大学弓道部さんに招待していただき、希望者たちがトーナメント形式の交流戦に臨みました。

早稲田大学弓道部はリーグ戦のⅠ部校であり、過去には関東一、日本一となった強豪校です。

また、国内でも珍しく、地下道場を所有しています。

普段、城北弓道場の厳しい寒さに耐えて練習をしているおかげか、試合という緊張感のある中でも伸びやかな射が見られ、大学チームと遜色ない的中で決勝へと進めました。

しかしながら、ここでも1本の重みが響き、各チームとも1本差で大学チームに敗れてしまいました。

この日は成人の日ということもあり、大学側には主力選手がいませんでしたが、それでも毎日100本近く練習している大学生相手に競えるだけの底力を発揮してくれました。

このような試合の場で結果を出している部員には特徴があります。

普段の練習でも頭を使って考え、巻藁(的の前ではなく藁を巻いたものの前で弓を引き、射形を整える稽古があります)などの地道な努力を怠らない、何より弓や部活を楽しんでいる部員です。

自分の射を冷静に分析すること、そして的の前に立った時には勝負を思い切り楽しんで引ける者が、勝負に勝つ、時の運を手にできるのだと思います。

 

 

試合後は飲食無しの懇親会が設けられ、思い思いに大学生の先輩と話ができたようです。

大学は女子部と男子部で男女に分かれているのですが、この日は女子部の学生も来てくれていたため、少し緊張した面持ちながらも次第に打ち解け、楽しそうに会話をしていました。

その後は大学生と合同練習を行い、各々積極的に声をかけて指導を仰いでいました。

「ここで待ってるよ」と早大の主将に声をかけてもらい、部員たちは気を引き締めた表情をしていました。

 

 

 

さまざまなことがあった1年でしたが、部員たちの笑顔もたくさん見ることのできた1年でした。

2022年も上位大会の優勝を目指し、精進してまいります。本年も城北学園弓道部をどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

(弓道部顧問)

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