学校の中庭にはいろいろな実のなる木があります。
5月中旬に、夏ミカンの収穫をしました。

夏ミカンは、冬には実がなっていることを知っていますか?
でも、その時期に収穫して食べてみると酸っぱくて食べられません。
そもそも、夏ミカンという名前がついているのは初夏になると酸味が弱くなり食べごろになるので、その名がついているそうです。
昨年の冬から収穫の計画を立てていたのですが、学校がお休みになってしまったので、数人の教員で収穫することにしました。
全部で36個。それ以上は高いところに実がなっているため収穫できませんでした。

早速、味見しましたが、やっぱり酸っぱかったです。
酸っぱい夏ミカンをどうやって食べたらよいでしょう。
考えて、中身はシロップ漬け、皮でピールを作りました。
初めてのピールつくりでしたが、思ったより難しくなかったです。

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高枝切りばさみを使って収穫しました 落とさないように下でフォローしています
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乙女の像と収穫した夏ミカンです 夏ミカンの花です
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夏ミカンの果肉

【夏ミカンピールの作り方】

1. きれいに洗って夏ミカンの皮をむき、ワタを取る
2. 皮を袋に入れて冷凍する
3. 冷凍されたものを沸騰したお湯に入れてゆでこぼす
4. 皮を食べやすい大きさにする。
5. 鍋に皮の質量の35割の砂糖と大さじ1の水を入れて砂糖が溶けたら4を入れる
6. 水分が飛んで砂糖が析出してきたらバットにとってグラニュー糖をまぶす
7. 水分が出てきたらまたグラニュー糖をまぶす
8. 皮が乾燥したら出来上がり(乾燥に3日くらいかかるそうです)

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夏ミカンピール作り 完成品

ピールを乾燥させていくにつれ、どんどん酸味や苦みが弱くなって、完成品はちょうどよい酸味と甘みでとてもおいしかったです。
時間が少しかかりますが、手作りでおいしいものができました。
おうちでつくる場合は、オレンジなどでもできます。ただし、無農薬でワックスのかかっていないものを選んでください。

家庭科の唐鎌先生は夏ミカンでマーマレードジャムを作りました。

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マーマレードジャム作り 完成品

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