6月28日(火)、代々木第一体育館にて3年振りの運動会が開催されました。
今年のスローガンは「飛翔」です。度重なる中止により2年間運動会を開催できなかった生徒たちの、これまでの思いをバネに伝統を引継ぎ、運動の得意不得意にかかわらず、運動会という大きな場で羽を広げ大きな空に羽ばたいてほしいという思いが込められています。

女子聖の運動会は、3色の色別で闘います。高校生は学年毎に紅青黄と分かれ、中学生はクラスの中で3色に分かれて高校生につく形で闘います。今年は高Ⅲが黄組、高Ⅱが青組、高Ⅰが紅組です。
コロナ禍になって以来初の開催となった今回の運動会は、高校生が初めて自分たちの色を持つことができ、中学生にとっては運動会の参加そのものが初めての機会となりました。

当日は、宗教委員による礼拝から開会式が始まりました。続く「演技の部」では、準備運動、リトミックが行われました。リトミックでは、中学2・3年の全生徒と高校Ⅰ・Ⅱ年の有志生徒が、太鼓の音に合わせて見事な演技を披露し、保護者席では終始感嘆の拍手が起こっていました。

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思いのこもったスローガン「飛翔」 いよいよ運動会の始まりです!

リトミックの後は、いよいよ待望の「競技の部」の開始です!
今回は高校生10種目、中学生が学年ごとに2種目ずつの計6種目、中高合同で1種目の全17種目が行われました。
女子聖では種目の選定やそのルール決めもすべて生徒が行っています。今年は、昨年考案された中1の「ラグビーボール」が新種目として登場しました。

「競技の部」の幕開けとなる最初の競技種目は、高校生による「つなひき」です。勝負開始の笛が鳴った瞬間、会場全体に広がっていた張りつめた空気が一気に熱を帯び、応援にも力が入ります。生徒たちはもちろん、保護者席でも応援用のうちわを振ったりスティックバルーンを鳴らしたりと声は出せないながらも熱いエールを送ります。競技をしている生徒たちの横では紅、青、黄に染まった学年の先生方も応援します。

昼休憩後には、各色の「応援」が行われ、女子高生らしい可愛らしいダンスに、リズムに乗った実行委員のメンバー紹介などが披露されました。スタンツを披露したりとクオリティの高いパフォーマンスからも、生徒たちの運動会にかける熱い思いが伺えました。

午後の競技が始まると生徒たちは一層気合の入った様子で各種目に臨み、午前以上に熱い接戦が多く繰り広げられました。
新種目の「ラグビーボール」では、再審の後競技のやり直しが行われるという事があったものの、運動会実行委員や各係の迅速な判断と対応により再戦が行われました。生徒たちは審判係、召集係、用具係、得点係、各色主将といった運動会実行委員や各色の全体の動きを統括する3色幹部を中心に、整備係、放送係、競技指導者(ヘッド)、美術係等多くの役割を分担しています。今回の再戦は、審判・ヘッド・競技者の認識の違いにより行われることとなりましたが、それぞれが真剣に再戦に臨んだ姿はとても立派で、生徒主体で行われる運動会ならではの出来事だったと思います。
無事「ラグビーボール」の再戦を終え、最後の競技「リレーレース」でこの運動会最高潮の盛り上がりを見せ、全競技が終了しました。

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最初の種目!高校「つなひき」 中2「障害物競争」
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大盛り上がりの高校「HRリレー」 中1「大玉ころがし」

閉会式では会場全体が固唾を飲んで見守る中、高Ⅲ黄組の優勝が発表されました。我慢の2年を乗り越え、ようやく手にした勝利は高Ⅲ生徒たちに大きな達成感をもたらしたことでしょう。青組、紅組も全力を出し大健闘しました。来年は、高Ⅱ以下が先輩たちからの襷を繋いで、また新たな運動会を創り上げていきます。

たくさんの応援と支えがありようやく実現した今回の運動会は、大きな事故もなく無事終えることができました。運動会開催に向けてご尽力いただいた皆様、誠にありがとうございました。また、当日大会運営に大いに貢献してくださったパパプロのお父様方や、応援にご来場いただいた保護者の皆様にも厚く御礼申し上げます。すべての運動会関係者に心より感謝申し上げ、今年の運動会のご報告とさせていただきます。

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