中学2年生の生物の授業です。今回はイカの解剖を行いました。
皆さん、イカはどのように呼吸をしているかご存知ですか?

実は、えらで呼吸をしています。びっくりですね!
イカは軟体動物に分類され、サザエやアサリの仲間となります。
そして、そのことを知った生徒が次のような質問をしてきました。

「イカに貝殻はありませんよね?どうしてサザエやアサリの仲間なんですか?」

確かにサザエやアサリのような貝殻はありません。しかし、長い骨のようなものがあります。
それは「軟甲」と呼ばれ、もともと貝殻だったものが変形してできたと考えられています。
実際に解剖して確認をすると、生徒の驚く様子が見られます。

他にも心臓が3つあったり、血液が青色だったり、教科書には書かれていないことがたくさんあります。それらを1つ1つ自分たちの手で確かめていくことで、新たな学びへと繋がります。

しかし、私たち理科教員の目標はもっと上のところにあります。
どうしてイカには心臓が3つもあるのでしょうか?どうしてイカの血液は青色なのでしょうか?
これにはちゃんとした理由があります。そして、それを突き詰めることこそ、本当の意味での学びなのです!

日駒では「何を学ぶか」だけでなく、「どのように学ぶか」に力を入れて、日々の授業を行っています。
私たちが普段何気なく食べているイカですが、生徒にとってはかけがえのない教材となっています。

協力しながら解剖していきます!
染色液で消化管を染色中…
足の本数を確認
内臓を触って感触を確かめます

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