君たちは、人生に「問い」を持っているか ?

君たちは、人生に「問い」を持っているか ~探究活動講演会~

12/13(金)、特別活動週間を利用して、高校1年生対象に一般社団法人Glocal Academy代表理事の岡本尚也氏を講師にお迎えして探究活動講演会が行われました。英ケンブリッジ大学で博士号(物理学)を取得されている岡本先生は、学術界におけるリサーチクエスションを「問い(疑問)」という平易なキーワードに置換し、生徒に終始質問を投げかける形で講演を進められました。

「なぜ探究活動を行う必要があるのか」

グローバル化とデジタル化が促す国際環境の変化に伴い、かつてないスピードで激変する世界。現在の常識が、10年後の常識であり続けるかが不透明な世の中で、「答えが1つでない問い」を立て、基礎学力と専門性(=自分が偏愛する分野)を基盤に課題解決を行うことができる素養こそ、探究学習で養うべき力であると教示をしてくださいました。

「16~18歳時点の偏差値に振り回されない」

将来社会に貢献できる人になれるか否かは、必ずしも偏差値では計れないと岡本先生は力説されます。日本が世界の先進国と比較して、教育分野で今後より重点を置くべき項目として、主に以下の3つを提唱されていました。

○自己肯定感(自分が偏愛するものを見つける、互いに認め合う教育)→ 自分の意見を持つ
○批判的思考力(「問いを立てる力(日常に疑問を持つ)」を育成する)→ 課題発見力を養う
○価値の相対化(留学や歴史の勉強を通じて、考え方の違いに触れる)→ 課題解決力と創造性へ

今回の講演会は、主に高等学校における探究的活動の時間の土台作りとして開催されました。今後、生徒達は岡本先生の著書である「課題研究メソッド~Start Book~(啓林館)」を活用しながら課題研究を進めていくことになります。新時代の学びを通して、本校の建学の精神にある「世界平和に貢献する人材」を目指していってほしいと思います。

岡本先生のプロフィールは こちら から

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