小正月の1月15日、「初釜」を行いました。

初釜とは、正月を迎えたことを祝い、新年に初めて釜をかけることです。

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お軸は「春入千林処々花」(春になって林では一斉に木々が芽吹いて花が咲くように、大自然の働きにたとえて、仏の慈悲がいかに公平無私にして広大無辺であるかを示した句だそうです。)を、

床柱には切ったばかりの青竹の花器に結び柳に紅白の椿を飾りました。

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「紅梅」と命名された練り切りで、お濃茶をいただきました。新入部員の中には初めてのお濃茶経験となった人もいましたが、同じお抹茶でも舌ざわりや味わいがお薄とは全く違うことに驚くと同時に、「おいしい」と感じられた人が多かったようです。

初春を祝いつつ、今年一年の精進を誓った、良い初釜になりました。

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