昨年7月より週1回のペースで配信してまいりました【ほりしぇん副校長の教育談義】、全43話のまとめ(4/5)となります。第Ⅳ部は、明星学園の「教科教育」のレポートになります。
学習指導要領の改訂に伴い、「主体的で深い学び」「探究」という言葉があちこちで聞かれます。「探究」とはどのような活動を指すのか、教師の役割はどのように変わらざるを得ないのか、それこそ深い検討のないまま多くの学校現場で混乱しているのが現状ではないでしょうか。グループ学習・一人一台のタブレット使用など表面的な形式が本筋ではありません。
本校では、2017年度より「総合探究」のカリキュラムを開発、中学校3年間で「哲学対話」「図書館と情報」「探究実践」「卒業研究」という授業を全員が受講します。
一方で本校は創立以来、教科教育の中で生徒一人一人の気づき・対話を重視してきました。学習内容を研究し、生徒の認識にあった授業方法・カリキュラムを研究してきた歴史があります。今後、新しい時代を生きていくためには正解のない問いを共同で考える力がますます求められていくことでしょう。でも、そのための「探究の授業」が表面的でうすっぺらなものにならないためには、教科教育内での探究を一方で充実させることがカギになるのではないかと思っています。
以下、教科教育のレポートになりますが、その中に一人一人の生徒の姿が浮かび上がってくることに気づかれるのではないかと思います。
(中学校副校長 堀内雅人)
<第Ⅳ部> 教科教育の中の「探究」活動
第24話 国語の授業『走れメロス』(太宰治) ①なぜ今、『走れメロス』か?
第25話 国語の授業『走れメロス』(太宰治) ②中学生は『走れメロス』を初発でいかに読んだか?
第26話 国語の授業『走れメロス』(太宰治) ③人物像をとらえる
第27話 国語の授業『走れメロス』(太宰治) ④王様視点の一人称視点で再話する
第28話 国語の授業『千羽鶴』(重松清) 生徒と協同で読む①
第29話 国語の授業『千羽鶴』(重松清) 生徒と協同で読む②
第30話 美術の授業-『一本のビンを描く』~ものの見方を教える
第31話 数学の授業-『中1で学ぶピタゴラスの定理』~「?」から「!」へ①
第32話 数学の授業-『中1で学ぶピタゴラスの定理』~「?」から「!」へ②
☆<第Ⅰ部> 中学生に、そして小中学生の保護者の皆さんに伝えたいこと① 第1話~第8話
☆<第Ⅱ部>中学生に、そして小中学生の保護者の皆さんに伝えたいこと② 第9話~第16話