令和元年度全国高等学校総合体育大会
サッカー競技県予選 準決勝
日大明誠 1 1 前半 1 1 日本航空
後半
0 前半 0
後半
4 PK 5

手塚秀昭のホイッスル

令和元年度 全国高等学校総合体育大会サッカー競技県予選

雨中の熱戦、力尽きる!!

先制点空しく、PK戦で航空に屈す!!

tezuka

令和元年度全国高等学校総合体育大会サッカー競技県予選兼原杯争奪サッカー大会は、15日(土)、韮崎中央公園陸上競技場で準決勝2試合が行われた。本校は、今シーズンの過去の対戦成績1敗1分けの日本航空高等学校(以下、航空)に惜しくもPK戦で敗れ、明日山梨中銀スタジアムで、本日の第1試合で韮崎に県総体に続き敗れた山梨学院高校と3位決定戦で戦うこととなった。

キックオフ直後から本校は、格上の航空に臆することなく果敢に攻め、西野の得意技ロングスロー等でチャンスを作り、6分には渡邊隆がスピードを生かした突破からファーストシュートを打ち攻撃のリズムを掴んだ。航空は局地戦で厳しいプレスをかけるが不用意なファールが多くそれに助けられた本校は、9分、11分と立て続けにFKからゴール前に攻めるが得点には至らなかった。子安の前線でのキープを活かし細かいパスも通り始めた20分、センターラインから航空陣にやや入った位置からのFKを得て、西野のライナー性のクロスをゴール前の足立が折り返し、大倉が見事なヘディングシュートを決め幸先良く先制点を挙げた。センターバック2人を上げたセットプレーが功を奏した。その直後から航空の攻撃は激しくなり、特に本校の左サイドを航空のサイドアタッカーが突破し始め、23分、スピード豊かにPA内にドリブルで攻め入り、本校DFが堪らずファール、そのPKを決められ振り出しに戻った。

後半に入ると、航空は前半以上に局地戦で果敢なプレスをかけ試合の主導権を握り始めた。そのプレスを巧くかわし本校は、6分、鶴見が左サイドでボールをキープし、パスを受けた五十嵐が逆サイドに大きくロングフィード、それを渡邊隆がヘッドで狙い混戦となったがゴールを割ることは出来なかった。その後一進一退の攻防が続き、10分、航空は1枚目の交代カードを切り何とか膠着状態を打破しようとするが、反則が多く本校が押し気味に試合を進めた。16分、前の試合と同様に加藤友と齋藤を交代、25分、航空は2人目を交代した。この時間帯から雨足も強くなり西野のロングスローもボールが滑るため距離も落ち始め、ピッチは水分を多く含み完全にスリッピーな状態となり、お互いにファールがありFKも増えた。30分には航空は3人目を交代し攻勢に転じるが両チーム無得点で延長戦に突入した。

延長前半は互いに決め手を欠き、5分、本校は2枚目のカードを切り渡辺響を投入その突破力に期待をかけたがチャンスを作れなかった。延長後半、1分、航空は3人目を交代し、運動量に優り始め攻撃参加の人数が増え本校ゴールを脅かしたが、GK二上を中心とした本校DF陣の体を張ったプレーで防いだ。航空はPK戦用のGKを交代、終了間際、CKを連続獲得しGKをゴール前に配置して得点を狙ったが、本校は辛うじて防ぎ勝負の決着はPK戦となった。PK戦では5人全てが決めた航空に対し1人外した本校は無念の敗退となった。

過去の対戦が1敗1分け、関東大会出場、第二シードの航空に対しひたむきなプレーに専念しあと一歩のところまで追い詰め、力の差を感じさせなかった本校の各選手には敬意を表したい。明日は、県総体5・6位決定戦と同じ相手の山梨学院高校である。連日の試合で良いコンディションを保つことが危惧されるが、選手権予選で使用される「山梨中銀スタジアム」を経験でき、厳しい公式戦をもう一試合戦えるといったアドバンテージがあると考え、本日の敗戦を忘れ新たな気持で戦い「第3位」を獲得してもらいたい。

(元日大明誠高等学校教諭)

先発メンバー(学年)⇒交代(学年)
GK ①二 上(3)
DF ②小名木(2)
DF ③西 野(3)
DF ④足 立(3)
DF ⑤大 倉(3)
MF ⑥加藤友(3) ⑮齋藤康(3)
MF ⑦渡邊隆(3)
MF ⑧加藤諒(2)
FW ⑨子 安(3)
MF ⑩五十嵐(2)
FW ⑪鶴 見(3) ⑲渡辺響(3)
サブメンバー
DF ⑫石 井(3)
DF ⑬佐 藤(2)
MF ⑭関 根(2)
MF ⑮齋藤康(3)
MF ⑯森 川(3)
GK ⑰高 川(3)
MF ⑱宇 野(3)
FW ⑲渡辺響(3)
FW ⑳上 村(3)
に

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