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0301_waka_2_20301_waka_2_303015こんにちは。本日第59回卒業証書授与式を挙行しました。校門から本館に続く道は両脇の梅の花が咲き乱れ、春の訪れを感じさせ、卒業生を祝福しているようでした。

例年であれば本校の卒業式は保護者、在校生、教職員で盛大に卒業生を送り出しますが、今年度は卒業生と教職員のみので行いました。ちょうど1年前は新型コロナウイルスが国内で発見されて間もない時期でした。2年連続で保護者の方にお子様の晴れの姿を直接ご覧いただけないのは残念でなりません。参列が叶わなかった保護者の方にはZOOMのウェビナーという機能を使い卒業式をライブ配信しました。

本日は消毒、検温、マスクの着用は勿論、ソーシャルディスタンスを意識した席の配置、式全体を短縮した形で行うなど感染症対策を徹底して行いました。校歌や国歌も声は出さず、心の中で歌いました。

式では本日明誠高校を巣立っていく374名を代表して樋口康平君が卒業証書を学校長の土屋明彦先生から受け取りました。学校長式辞では土屋先生の教え子である俳優の佐藤隆太さんが自身を一躍有名にしたドラマ『ROOKIES』の劇中で言っていた『夢にときめけ!明日にきらめけ!』という言葉を引用し、目標を待ち、努力し続けることの大切さを伝えてくださいました。

送辞は在校生を代表して生徒会長の星野薫さんが卒業生への感謝や思い出、激励を述べてくれました。答辞では卒業生代表の五十嵐圭暉君が3年間の思い出や周囲への感謝を述べました。その中でも所属するサッカー部で過ごした日々は今後の人生においてもかけがえのないものになったようです。立派に答辞を述べる五十嵐君を見て我々教職員一同は『この子たちなら今後もしっかりやっていってくれる』と確信することができました。中には目に涙を浮かべながら聞いている生徒もいました。

式終了後は各クラスで『最後のホームルーム』が行われました。ここで担任から1人ひとりに卒業証書や記念品が渡されました。どのクラスも生徒・担任からの3年間を振り返っての話がありました。中には感極まって号泣するクラス、真逆にいつも通り笑顔のクラスとそれぞれのクラスカラーが出るホームルームとなりました。明日から登校してこないなんて何だか信じられません。寂しくなりますね。。。ホームルーム後は互いにメッセージを書いたり、写真を取り合っていました。(本日に限り携帯電話のカメラの使用を許可しました。)

最後に卒業生に私の大切にしている言葉と宿題を餞に送りたいと思います。

【花の咲かない寒い日は 下へ下へと根を伸ばせ やがて花咲く時が来る】

『結果が出ず苦しい時も決して諦めず努力を続けなさい。そうすればいつか必ず大きな結果が出るますよ。』という意味です。人生に順風満帆はありません。成功しているように見える人は、人の見えないところで必ず血のにじむような努力しています。高校生活で自分の思うような結果が出なかった人も絶望することはありません。先生たちも数え切れないほどの失敗をしてここまで生きてきました。今後も努力を続け、それぞれの職場で君じゃなきゃダメなんだと言われるような社会のレギュラーになってください!

宿題:幸せになりなさい。

提出期限:なし

学校はいつまでも変わらずここにあります。人生の節目や思い悩んだ時は顔を見せに来てください。君たちの活躍を心から祈っています。卒業おめでとう。

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