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この夏ダンス・チア部が3つの全国大会に出場しました。その3つの全国大会とは8月17日(水)に行われた第15回日本高校ダンス部選手権、8月24日(水)の第10回全国高等学校ダンス部選手権、9月18日(日)の第12回全日本高等学校チームダンス選手権です。その様子を顧問の小泉先生のレポートを交えてシリーズでお伝えします。

シリーズ第一弾の本日は日本高校ダンス部選手権です。こちらはDANCE STADIUM、通称「ダンスタ」の愛称で親しまれており、出場校数、参加者ともに全国最大の高校ダンス部のコンテストです。本校は4年連続で全国大会に出場しており、すっかり常連校として認知されているようです。それでは小泉先生が大会の様子をレポートしてくれていますので紹介します。

このダンスタの特徴はやはり出場校数の多さ、規模の大きさにあると思います。主催にフジテレビが入るようになってから、さらにそれが顕著になりました。間違いなく全国の高校ダンス部が最も目標にしているコンテストです。それだけの出場校が多い要因は審査基準にあるかと思います。他のコンテストに比べ、ビジュアルや音楽、表現などの得点が高く設定されています。つまり技術不足を他の要素で補うことができるので、まだまだキャリアの浅いダンス部が出場しやすいという特徴があります。実際に本校の創部した年から出場しています。
 また多様なジャンルを許容する雰囲気もあるのも、このコンテストの魅力です。ただ、毎年見ていても、どこの高校が優勝や入賞するのかが読みにくい点が出場者としては怖いところもあります。幸い今回で4年連続全国大会に出場することができましたが、そのような学校は本校を含め関東では5校しかありません。
 本校は2,3年生から選抜された28人で関東甲信越予選にエントリーしました。特にこの地域は出場校数が多いため4日間に分けて予選が行われます。本校は2日目でしたが、不運なことにこの日は昨年の予選優勝校が3校、また別のコンテストで優勝している学校が3校いるというまさに死のグループに入ってしまいました。全国大会には2日目からは出場38チーム中6チームが進出できます。
 過去に経験したことのない厳しい予選でしたが、なんとか5位入賞で、全国大会進出することができました。強豪校多いグループであるとはいえ、ホッとしたのと同時に予選でこの順位なら全国大会で上位を狙うのは難しいのかもしれないという感覚もありました。
 そして8月17日(水)全国大会当日。会場は7,000人近くを収容する東京ガーデンシアターです。とても普通の高校生が立てるような舞台ではありません。また多くのメディアが入っており、会場に入るだけで足がすくみます。改めて大会のスケールの大きさを感じました。
 当然緊張感はあったとは思いますが、生徒たちは落ち着いて、準備やウォーミングアップをしていました。コロナ禍ということで思うような練習ができていなかったのですが、チームの状態はとても良さそうでした。
 今回は三浦春馬さんの『Night Diver』を1曲使いで作品を作りました。小細工はなく、楽曲の魅力と振付や構成、そして技術で勝負した作品になりました。本番のパフォーマンスの出来も非常に良く、本人たちも気持ちよく踊ることができたようでした。
 本番後には4月から密着していただいているNHKの取材の方を始め、複数のメディアのインタビューも受けていました。パフォーマンス後で息も整わず、疲労感もあったと思いますが、しっかりと対応をしており、メディア慣れしてきたのかなと感じることができました。
 他の出場校もさすがにどこも、魅力的な作品、パフォーマンスで「これぞ全国大会!」といういい雰囲気のコンテストになりました。優勝は過去3回の準優勝で悔しい思いをしてきた大阪の久米田高校で、本校は残念ながら入賞とはいきませんでした。
 今回のメンバーは翌週に今度は2、3年生それぞれの学年チームで全国大会への出場が決まっているので、気持ちはそこに向かっているという様子でした。
 また来年5年連続全国大会出場、さらには上位入賞を目指して再挑戦したいと思います。

以上が、ダンス・チア部全国大会レポート第1弾でした。次回は2,3年生チームが出場した全国高等学校ダンス部選手権(DANCE CLUB CHAMPIONSHIP)の様子をお伝えします。

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