令和元年度 山梨県高校新人サッカー大会

新チーム、幸先良く初戦を飾る!!

甲府工に苦戦の末に辛勝!

1回戦
日大明誠 前半 甲府工業
後半

手塚秀昭のホイッスル

tezuka

令和元年度山梨県高校新人サッカー大会は、18日に開幕、本校は山梨学院高校グラウンドで甲府工業高等学校(以下、甲工)と対戦し、1-0で勝ち2回戦(26日、本校グラウンド)に進出した。

この新人大会は、年間を通しての日程が過密になり、前後の大会《全国高校サッカー選手権県予選(昨年)・関東大会県予選(今年)》とのシードに関連性を持たない単独の大会となっている。しかしながら、今年度の各チームの実力を占う事が出来ること、又、チームにとっても勝ち進むことによって公式戦を数多く(準決勝まで進出の場合5試合)経験を積むことが出来るといった意味では大いに重要な大会である。

立ち上がり、全国大会出場経験者3名(五十嵐・加藤・小名木)を擁する本校は地力に勝り、甲工陣内に攻め入るが初戦の緊張感からかゴール前でパスの精度が悪く、決定的な場面を作ることが出来なかった。対する甲工は前線の⑨⑩にボールを預けCKやFKでチャンスを作るも、本校と同様にシュートは枠を捉えることは出来なかった。

後半に入り、甲工は、それまで前線で起点となっていた⑨が前半の接触プレーでの足首を痛め交代し、9分、本校の右サイドを深く突破し決定的なチャンスを作ったが、シュートはポストに当たり運も味方につけた。本校はセンターバックを交代、DFラインをさらに強固なものにして、CKなどのセットプレーからチャンスを作り徐々に試合の主導権を握り始めた。12分過ぎから⑧加藤が高い個人技を駆使し中盤でボールを繋ぎ始め、16分には、⑦市村がドリブルで仕掛けゴール前まで攻め入った。試合が動いたのは17分、ペナルティーエリア角付近のFKから③小名木が左足一閃、壁の左側からゴールに吸い込まれ待望の先取点を挙げた。この得点で意気上がる本校は選手を交代、何度も敵陣深く攻め入るが得点ならず。甲工も本校の分厚い攻撃に遭いながら、カウンター攻撃からのシュートはGKをかわしたが、ゴールライン寸前で本校DFが辛うじてクリアして事なきを得てそのまま試合終了、苦戦しながらも初戦を飾った。

昨年の12月末まで活動していた全国大会出場のチームを見続けたため、本格的に始動して3週間にも満たない現時点のチーム力を比較すると、当然、その差は前者とは大きな開きがあることは紛れもない事実である。それも始動の遅れのためであり、全国大会経験者3人を中心に今後時間をかけ実戦の場を増やしていけば、”全国出場“の可能性は大である。この1回戦でトーナメント方式の一発勝負の試合の苦しさを存分に味わったが、内容はともかく「勝つ」こと念頭に置き公式戦をさらに経験することがチーム力アップの近道である。

(元日大明誠高等学校教諭)

先発メンバー(学年)⇒交代
GK ①深 澤(2)
DF ②津 田(1)
DF ③小名木(2)
DF ④安 達(1) ⑫萱 沼
DF ⑤田 崎(2)
MF ⑥吉 原(2)
MF ⑦市 村(2) ⑯粟生田
MF ⑧加藤諒(2)
FW ⑨江 添(2) ⑱平 田
MF ⑩五十嵐(2)
FW ⑪ 林 (2) ⑲川 崎
サブメンバー
DF ⑫萱 沼(2)
DF ⑬尾 形(2)
DF ⑭奥 山(2)
MF ⑮前 川(2)
MF ⑯粟生田(1)
GK ⑰和 智(2)
MF ⑱平 田(1)
FW ⑲川 崎(2)
FW ⑳澤 田(2)
に

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