テレビ東京で働く保護者の方のご協力により、8月19日に9名の生徒たちが六本木にあるテレビ東京本社を訪問することができました。
この校外学習は、「テレビ番組ができるまで」というテーマに沿って、社内設備やお仕事の様子を見学していく、というものです。
夏休みという自由な時間を使って、日本の会社を訪れることができたことは、とても貴重な体験となります。

見学は、ビルとフロアの紹介の後に、まずスタジオから始まりました。テレビの画面を通してしか観たことがないスタジオの、テレビに映らないところには、沢山の機材とスタッフの皆さんがいました。実際に照明や音響のスタッフの皆さんのお話を聞き、テレビ番組が様々な人たちの技術と連携で制作されていることを知ります。

次に訪れたのはニュース番組のスタジオです。本番前の時間を使い、一人一人、実際にキャスターの原稿を読んでみました。視聴者に伝わるように、ゆっくり、丁寧に話すことは、とても難しいです。すると、そこに本物のニュースキャスターがお越しになり、その5分後には本番の生放送が始まりました。つい数分前まで自分たちがいたスタジオを使って、ニュース番組が放送されています。キャスターの方の話し方は自分たちのそれとは全く異なり、とても聞きやすく、臨場感も伝わってきます。改めてプロのすごさを感じました。また、スタッフの皆さんが本番直前やCM中に新たな原稿を持ってきたり、テロップを差し替えたりしていて、現在進行形で番組が作られ、変化していく様子を見ることができました。その間、働く皆さんはとても真剣で、早さと正確性が大切な報道番組の緊迫感を感じながら、現場の様子を見学していました。普段何気なく見ているニュースに、これほど多くの人が関わっていることは、現場を見てみないと知ることはできません。生徒たちは、とてもよい経験をしたと思います。

昼食を社食でご一緒させていただき、質疑応答を終え、約3時間の校外学習は終了です。帰り際、エレベーターでたまたま芸能人の方と一緒になり、生徒たちは興奮していました。

このように、職場を訪問する機会を今後も大切にしていきたいと思っています。
テレビ東京の皆さん、今回は本当にありがとうございました。

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