外出自粛要請が出され、家の旅行も無くなり、楽しみにしていたライブも中止になり私は最悪の気分でした。家からも出られず、やることも無くなり、暇を持て余していたので、暇を埋めるために興味のあった韓国語を勉強し始めることにしました。勉強をしていくうちに英語と韓国語の2カ国後を喋れるようになるという目標ができました。

また、家にずっといると、身の回りの環境の悪さに気付きました。何をするにも部屋が汚いとやる気が起きず、片付けをすると気持ちまできれいになって一つ一つのことに集中できるようなりました。片付けは生活の基本だと知りながらできていない部分もあり、これは普段の生活になっても続けたいと思いました。

外出自粛要請が出されているため、テレワークなどが始まり、家族全員家にいることが自然に多くなりました。毎日みんなで夜ご飯を食べたり話したりする機会が増えました。考えると案外こんなことができる時間はこの先ない気がし、その分この春休みを大切にしたいと思えるようになりました。

そして私にとって、今年から立教英国学院に入学するためこの春休みは準備の大切な期間でした。たとえ、予定通り入学式ができなくても心の準備をする事には変わりはないと思い、寮生活に向けて一つ一つの行動に注意して生活することにしました。一日が終わる夜に翌日やることを書き、次の日はそれにしたがって生活するようにしました。そうすることで一日の流れがルーティーン化していき、規則正し生活が身についていくことがわかりました。いつもはだらけてしまう休日も、学校がある平日くらいに充実して過ごせました。

このように、家にずっといるからこそやりたいことを見つけたり身の回りの環境を整えたり、家族と沢山の時間一緒に過ごしたり、一つ一つにこだわったりすることで、今年の春休みは、いい意味で特別だったのではないのかと思えるようになりました。行きたいところにも行けず何も楽しいことがない、こんな最悪な時だからこそ普段できないことができることもあり、ピンチをチャンスに変えるという言葉の意味に改めて気が付くことが出来た春休みでした。

(中学部2年生 女子)

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