1年生を対象に,オンライン上で「リアルドラゴン桜」が実施されました。
「リアルドラゴン桜」とは株式会社リクルート,株式会社コルク,日本大学櫻丘高校がタッグを組み,特別進学クラスを対象に始動しました。
このプロジェクトは元暴走族の弁護士・桜木建二が平均偏差値36の高校生を東京大学に合格させるまでを描いた大ヒット漫画「ドラゴン桜」が原案となっています。
「なんのために勉強するのか?」「学ぶことの楽しさってなんだろう?」「自分に合った学習の方法は?」etc
こうした様々な観点から生徒たちは,勉強に対するモチベーションを上げ主体的に学習にアプローチしていくメソッドを,現役東大生から学んでいく内容となっております。
本校のリアルドラゴン桜の更に詳しい取り組みは《こちら》から!

現役東大生である西岡壱誠さんに講師として生徒たちに講義を行っていただきました。今回は1年生向けの初回の講義として,「勉強する意義とは何か」をテーマとして行われました。
勉強することで得られることは何か,気づけることとは何か。
まずは西岡コーチからこのような問題が出されました。

この問題,多くの生徒は牛乳のイメージから「北海道」と回答しました。しかし,正解は群馬・栃木・茨木などの北関東。東京に出回る牛乳は近郊農家といって都市に新鮮な牛乳を届ける農家がほとんどシェアをしているという問題でした。勉強をしていればこのように身の回りの世界が広がることがあると西岡コーチは言います。

またこのような問題も。こちらは何と東京大学の地理の入試問題だそうです。
正解はa ⓶ b ⓵ c ⓸ d ⓷ です。こちらはaは全く便がなく,交通が発達していない,dは朝の時間帯の便が多いなど,それぞれの地域の特色を想像することができれば解ける問題でした。

西岡コーチはこの問題を解説したあとでこう述べました。


学校で毎日行う「勉強」は単に受験勉強としてだけでなく,自分自身の人生を豊かにすることにもつながる。学ぶことの本質を西岡コーチは生徒たちに伝えていました。
また,勉強をすることで大人になっても重要な考え方である「PDCAサイクル」を組み立てるために必要な訓練ができると言います。

勉強をすること自体が現在の自分にとっても,未来の自分にとっても役に立つことが良く分かりますね。
生徒たちは学校の中で授業を通じて勉強します。西岡コーチは授業の取り組み方も重要であると考えています。西岡コーチは,「授業を受ける」を英訳すると何というか。という質問を生徒に投げかけました。生徒は様々な回答をしていましたが,正解はこうでした。

「授業を受ける」=「Take a class」
「Take」とは「取る」 という意味合いがあります。つまり授業は自ら能動的に知識や理論を「取り」に行かないといけない。西岡コーチはこう説明しました。

今まで何となく授業を受けていた生徒,勉強になかなかスイッチを入れられなかった生徒もこの話を聞いて響くものがあったようです。生徒たちは好感触を示していました。

最後に西岡コーチはこうまとめました。

今回は1年生 特別進学クラスを対象にオンラインにて行われた「リアルドラゴン桜」はこれから学校が本格的に再開されるとともに更に力を入れて特別進学クラスを対象に行っていきます。学習のモチベーションを高め,向上心をもち,生徒がこれからも勉強,学校生活,部活様々なことを「Take」していってくれることがとても楽しみです!!

©️三田紀房/コルク

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