少し前の出来事ですが、新しい年が明けて1月8日(土)に行われた中学校最初の行事は、中学3年生の論語講座「最終講義」でした。

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「見えない学力」を伸長する取り組みの一環として、中学3年生の9月から全5回にわたって実施してきました。

5名の二松学舎大学の先生方にご協力いただき、はるか昔に著された「論語」を、時にその当時の視点から、また、ある時は現代的な視点から、そして、日常的な中学生の視点から、と様々な観点からひも解いていただきました。

最終講義となった1月8日(土)は、文学部教授の牧角悦子先生に講義をしていただきました。

60分の講義の中では中学生にとっては難しい内容もありましたが、講義を通じて「論語とは」「孔子とは」、「儒学とは」、ということについて考える時間が持てたのではないかと思います。

最後の質問タイムは、牧角先生から逆質問が!

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「なぜ日本人は時間を守るのか?」

「なぜ制服を着なければいけないのか?」

「なぜ大人は仕事の場でスーツやネクタイを着用するのか?」

「朱子学では目上の人間が言うことには従わなければならないがなぜか?」

といった質問が中学生に対して飛びます。

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「答え」を探そうとする中学生に対して
「正解は無い」
「自分なりの考えを持つことが大切」

というお言葉を頂きました。

「答えを探す」というのは教育の場面ではよく目にする光景ですが

自分が探した答えに対して「自分の考えを持つ」ということの重要性を

今日の講義を通じて感じてもらえれば講座を受けた意味があったというもの。

最後は、恒例の大学の校舎巡りとなりました。

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最上階の展望レストラン(皇居、丸の内を一望!)

大学図書館・地下書庫

ラーニングコモンズ

大学資料展示室

をめぐりました。

最後の、大学資料展示室での一枚。

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生徒の指指す先には

「校長先生???」

(詳細はこちらの記事を)

論語講座の最終講義は、講義を受けるだけでなく

二松学舎大学と成立学園の意外なつながりを発見する行事でもあります!

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