ごきげんよう。カナダ語学研修のインタビューもこれが最後となりました。今回は、高校1年特進コースのKさんです。

Q:カナダ語学研修に参加した理由を教えてください。

Kさん:元々海外に興味がありましたが、私の中学校で行われていたオーストラリアでのホームステイは定員が1名で、参加することができませんでした。しかし、瀧野川女子学園のホームステイは行きたいという意思があれば参加できるし、またこのホームステイに参加しなければ、今後海外に行くことに臆病になってしまうだろうと考えたからです。今回カナダ語学研修に参加すると決めて、もちろん海外に行くことに戸惑いもありましたが、「行く」と決めてからは恐怖よりも楽しさの方が勝っていました。

Q:ホストファミリーについて教えてください。

Kさん:お父さんとお母さんの二人家族ですが、私以外にも他の国から来た留学生がいました。

一番話をするのは、お母さんでした。お母さんは、私が言葉に詰まってしまっても、最後まで話を聞こうと待ってくれました。他にも、助けられることが多くありました。例えば、語学学校に登校する初日、私を心配したお母さんが一緒に学校までついてきてくれました。しかし、お母さんも行き方がわからなくなってしまい、一緒に迷子になりました。お母さんが街の人に道を聞いてくれたり、Wi-Fiがあるところ探してスマートフォンのマップを使ったりし、なんとか1時間遅れで到着することができました。バンクーバーでは何度も迷子になりましたが、今ではとてもいい思い出になったと思います。

Q:語学学校について教えてください。

Kさん:最初、語学学校で少しでも日本語を話すとイエローカードが出されると聞いていたので、堅苦しいのかなとイメージしていました。しかし、実際は違いました。スペインや韓国など、いろいろな国籍の方がいました。みんないかにも英語が話せそうに見えていたのですが、私たちと同じように悩みながら授業を受けていたので、親近感が湧きました。

私の一番好きな先生はJames先生で、とても楽しく授業を受けることができました。初日に行った、Snow Ballというゲームがお気に入りです。自分の特技などを書いた紙を丸めて他の人のとシャッフルし、誰が書いたかを当てるゲームです。ゲーム感覚で勉強できたのが良かったです。他にも、身体の部位や食べ物、家系図など、生活にも役立つことを教えてくもいました。

LABの先生方は、誰にでも明るく接してくださる方が多く、気負わずに話しかけることができました。きちんとした文法を使って話さなくても、まずは一生懸命話すことで、相手にはきちんと伝わるのだと感じさせてくれます。

Q:金曜日に参加したアクティビティについて教えてください。

Kさん:1週目は、ボウリングに参加しました。日本のボーリングと違うところが4つありました。1つ目はボールの大きさが手のひらに収まるサイズだったこと。2つ目は、指を入れる穴が開いていないこと。3つ目は、倒すピンが5本だったこと。そして、重さが全員で一つのボールを使うことです。

2週目はダウンタウンの散策に参加しました。お昼にはビザを食べに行きました。私の選んだピザはパイナップルののっているものと、サラミのピザです。フルーツがのっているピザは普段食べないので新鮮でした。

Q:最後に一言お願いします。

Kさん:この語学研修に参加して学んだことは、「行かなければわからない」と「伝えようとすれば相手に伝わる」ということです。

みんなそれぞれ、バンクーバーのイメージがあると思いますが、実際に行かなければわからないことばかりです。もし海外に行ってみたいという人がいれば、勇気を出して海外に行ってもらいたいです。私もこの語学研修に参加して、バンクーバーのイメージが180度変わりました。例えば、グランビルアイランド。電車やバスを使って行くこともできますが、「水上バス」に乗って行くこともできます。また、そこで売っている食べ物がとにかくカラフルで、目を引くものがたくさんありました。昼食に何を食べるか迷ってしまうほどです。サンドイッチやフルーツタルトも美味しそうだったのですが、結局ビーフシチューのパイ包みを食べました。

また、英語が苦手だからという理由で海外に行くことや英語を話すことを躊躇してしまうのももったいないです。知っている単語やジェスチャーを使って頑張って伝えようとすれば、ホストファミリーや語学学校の先生方はきちんと聞いてくれます。私自身も英語が苦手でしたが、この語学研修を通して積極的に英語で会話しようという意識が出てきました。この経験を今後の生活に生かしていきたいです。

コロナウイルス感染拡大のため、カナダ語学研修も予定の3週間から2週間へと短縮され、早期帰国を余儀なくされました。しかし、どの生徒たちもこの2週間で多くのことを学び、感じ取ったようです。参加した生徒全員にインタビューをしましたが、どの生徒たちも「楽しかった!」「もっとカナダにいたい!」「来年も参加したい!」と話してくれ、このカナダ語学研修が充実したものになったのだと感じています。この経験を、これからの高校生活に生かしてくれることを願っています。

また、この語学研修にご理解いただき、生徒たちを送り出してくださった保護者の皆様、生徒たちに素晴らしい体験をさせてくださったホストファミリーや語学学校の先生方やスタッフの皆さん、旅行を安全に行えるようご尽力くださった日本とバンクーバーの旅行会社の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。

ページ
TOP