本棚を整理していたら、日能研が監修した33年前の『中学入試 受験全解 国語』が出てきました。
先週、「共通テスト」が実施されたこともあり、論理的な文章の読解に関してどんな点がポイントとして説明されているのかが気になり「受験全解」を繰って見ました。

 

「基本知識」の中で、元来、大学入試で主流をしめてきた論説的文章が今や中学入試でも非常に多く出題されるようになった。
これは、君たちの論理的思考を問うもので、文章がやや難解なものが多い。
しかし、入試に出された以上、問題に取り組まなければならない。
ではどうしたらよいのか。
それは、ふだんから「なぜ?」と疑問をもつことである。
いつも「考える」くせをつけなければいけない。

 

更に、「展開」の中で、
・文章は具体的な言葉と抽象的な言葉で構成されている。
・具体的な言葉と抽象的な言葉をつなぐ言葉を見つけるのが読解の近道である。
・筆者の表現は、ふつう最も抽象化された言葉に強く表れていると考えてよい。

と解説されていました。

 

 

既に中学入試において「論理的思考を問う問題を解く」ことが入試対策として位置づけられていることに驚きました。
それがまた、今回の「共通テスト」の国語「第1問」を解く上でも参考になるんです。
「抽象」と「具体」、加えて「言い換え」「要約」なども解くキーワードです。

 

 

「学び直し」が話題になっていますが、勉強につまずいたら過去の勉強に戻って勉強してみる。
すると、過去の勉強が現在に、更に未来を拓くことにつながると思います。

昨日は大寒でしたが、これから一段と寒くなります。体調管理に注意して受験を乗り切って欲しいですね。
…みんなで登山

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