ドラマのようにはリターン(成果)を実感することはないかも知れないけれど、「ボランティアって自分のためにやるんですよね。」!

 

 

本校では、幼児教育・保育系進学コース(幼教コース)の1・2年生の生徒が、長期休暇中、地元の保育園や施設での「保育補助ボランティア」に積極的に参加することで、日頃の学びの成果を現場で確かめる主体的な学びを実施しています。
参考までにデータを掲載しますと以下の通りです。

 

延べ参加日数       …348日
延べボランティア時間   …751時間
平均参加日数       …3日
1日平均ボランティア時間…6時間30分   (7月31日現在)

 

ボランティア活動を「他者のため、社会のために役立つ力」、つまり「貢献力」と位置づけています。ですから「ボランティア」からの学びは本校の生徒として身につけたい能力・資質の一要素なのです。

 

 

あるテレビドラマで、このような会話がありました。

※弱小チームのGMが、選手たちに、ラグビーの発展と自チームの試合の観客動員増を
主な目的に、ボランティアや学校訪問をさせていました。

 

<選手A>
俺たちはリーグ優勝をしなければならないんですよ。ボランティアなんかやっている場合じゃないんですよ。
GM、それでいいですね。

<GM>
そうだな。練習に励んでくれ。そしてボランティアも頼む。

<選手A>
あのね。今、ボランティアをやる意味があるのかって言っているんですよ。

 

 

<岸和田(テツ)>
GM! 俺、今やっていることに迷いがあったんです。
ボランティアって自分のためにやるんですよね。

昨日、あの車いすの子が母親と一緒にやってきて
「息子が大きな心臓の手術の前に、岸和田選手にお会いしまして、ボールをいただき、『勇気をもらった』と言って怖がらずに手術を受けることができました。本当にありがとうございました。」と感謝されました。

<母親>
ほら!

<車いすの子>
ありがとう、テツ!

<母親>
岸和田選手、でしょ! …

<車いすの子>
テツも頑張って! …

 

<岸和田(テツ)>
勇気をもらったのは俺の方です。
俺があの子にあげたもの(ラグビーボール)より何倍も大きなものになって俺に返ってきた。
俺たちがやってきたことはちゃんと届いていたんですね。

 

 

生徒たちには、まず、ボランティアが「他者のため、社会のために役立つ力」の自己表現であることを理解してほしいと思っています。

ドラマのようにはリターン(成果)を実感することはないかも知れないけれど、「ボランティアって自分のためにやるんですよね。」!

…みんなで登山

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