本日、高校第68期の卒業式が行われ、４０３名が巣立っていきました。
卒業式は、感染症予防のため学年を二つに分け、それぞれ午前と午後の計２回、卒業生と保護者一名のご参列、また、例年より内容を縮小し、時間短縮された形で、また讃美歌、学院歌も歌うのを控えて行われました。
式の中で読まれた聖書は、建学の精神「敬神・愛人」のもととなっている箇所で、ルカによる福音書10章25-37節の「善いサマリア人」でした。
校長は式辞の最後に「卒業はゴールではなく、あらたなスタート。今まで学んできたこと、聖書の言葉、教師の話、友人や様々な人との出会いを大切にし、一人一人に与えられた賜物・タラントンをいかしてほしい。そして夢と希望と高い志を持ち、自分らしく歩んでください」と卒業生に語りました。
卒業生代表の答辞では、天城山荘のオリエンテーションで始まった高校生活、また体育祭や文化祭、文化祭の準備のこと、2年の沖縄・ベトナムの体験学習、2年3学期にコロナ禍でそれまで当たり前だった日常を突然失ったこと、自分の夢に向かって自分を見失わないようしたこと、周囲の支えがあったこととその感謝、また悩みがあっても仲間のおかげで立ち直れたことが語られ、そして「わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である（ヨハネによる福音書15:5）」の言葉と共に「横須賀学院というぶどうの木、わたしたち一人一人のつながりを大切にしていきたい」ということが語られました。

卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。校長の式辞と重なりますが、特に高校３年時は本当に制約の多い学校生活で、ほとんどの学校行事や部活動の大会が中止となり、想像できない寂しい思いをしたと思います。3年、6年、12年の横須賀学院での学びを終えて新しい歩みを始める皆さんの歩みが、ゆたかで祝福されたものとなりますようお祈りしています。

保護者の皆さま、ご参列いただく方の人数制限等あり大変心苦しく思っておりますが、ご協力をありがとうございました。また、最も多感で成長著しい青年期の大切な時の教育を横須賀学院に託して下さり、本当にありがとうございました。

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