1月18日(土)

探究活動の一環として、中学3年生、高校1・2年生を対象としたPBL(課題解決)型ワークショップを実施しました。今回は合計19名の生徒が参加しました。

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当日は「株式会社旅工房」の方々と「情報経営イノベーション大学」の方々にお越しいただき、「令和の海外旅行の楽しみ方。を探そう」というテーマのもと、グループごとで旅行の企画・立案、プレゼンを行いました。
事前に、旅行業界を取り巻く状況についてレクチャーを受けました。デジタルネイティブやスマホネイティブ世代といった顧客のニーズに合わせた企画の提案や、海外旅行のリピート率のデータから分析される「始めの1回目」をどのように展開していくかなど、会社の打ち合わせに出たつもりで現状の分析を聞いていました。

さらに、あるグラフでは「若者が海外旅行に行かない」と読み取れるものも、データに一つ手を加えるだけで意味が変わってくることなど、物事を深く考えていくためには知識だけでなく俯瞰的に物事を見る眼が必要になることも改めて学びました。

そのあとは、「新しい時代にマッチした旅行ニーズの喚起方法」について各グループでディスカッションです。まずは個人で挙げられるだけアイディアを出し、その後メンバーと共有。出たアイディアをグループ化することで自分たちの考えをまとめていきました。

そして各グループの企画をプレゼン。どの発表も三者三様。短い時間でしっかりとまとめていました。

最後に企業の方からのフィードバック。生徒たちの発表の中に垣間見られたのが「マーケティング」や「ブランディング」といった経営学の基礎知識。自然と行った議論ではありましたが、事前にこれらの手段を知っていたら…。そこに学問を学ぶ意味があることに気付かされます。また、実際に自分でしっかりと考えをめぐらして表現した場面があるからこそ、「学問(今回は経営学や情報学)」をしっかりと体感できるのでしょう。

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何よりも生徒達が楽しそうに、そして真剣に企画を練り上げて発表し、各々のグループに対して企業の方から現場目線でのリアルガチな評価をしていただけた事は、生徒の中に「もっと良いものを作りたい」という悔しさや向上心というメラメラっとした火を点けていただいたように思いました。雪の降る日でしたので丁度良かったかもしれません。
今回のワークショップのために、本校までお越しいただきましてありがとうござました。

 

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