今日の中学校礼拝は,生徒が司式・奨励をする「生徒礼拝」でした。中学1年生のYさんがお話をしてくれました。

私は最近,母の言うことがすべて気に入らず,反抗してしまうときがあります。何か特別なことがあって嫌になっているわけではないのですが,体が勝手に反抗したくなってしまいます。皆さんはどうですか? だんだんお父さんやお母さんの言うことに不満を持つことはありませんか?

しかし,小さい頃はお父さんやお母さんのことが大好きだったのに,どうして反抗するようになってしまったのでしょうか。人間は生まれて2歳くらいになると,「イヤイヤ期」といってお母さんの言うことに全部「イヤだ,イヤだ」と否定します。この時期は自律に向かう表現力を高めていくのに必要な行動らしく,私も小さい頃は「お風呂に入るのもイヤ」,「一緒に遊ぶのもイヤ」などと言って母を困らせていたそうです。しかし,なぜ今この時期にまた反抗期にならなければいけないのでしょうか。では,今度はどのような目的で,私たちは親に反抗してしまっているのでしょうか。

私はこのことがとても知りたくなり,それと同時に反抗するには何か理由があるのではないかと思いました。だんだん反抗するにしたがって会話が減ったり,悪いことばを相手に言ってしまい,相手を傷つけてしまうなど,相手とのすれ違いはたくさんあります。しかし,私はこの間,この「すれちがい」によって分かったことがあります。数日前に,私が習い事で,母は忙しいのに車で駅まで送ってくれました。ただ,その日は少し母に怒られていました。なので私は「ありがとう」も何も言わず車を降りてしまいました。この後,私は母に「ありがとう」と言えなかったことに後悔しました。しかし,本当は母に怒られて自分の気持ちは不機嫌なはずなのに,なぜか母を少しでも思ってしまう自分に,私はビックリしました。このことから,家族や親友といった,とても親しい人たちは嫌いになったつもりでも,本当はお互いのことを大切にしていて,私は反抗するということは相手ときちんと関わろうとしている,相手を自分のように愛していることに繋がるのだと分かり,少し勉強になったと思います。また,この先まだまだ色々なトラブルが起きると思いますが,その時は冷静に物事を考えたいと思いました。

今日の聖書は,「心を尽くし,精神を尽くし,思いを尽くして,あなたの神である主を愛しなさい」と書かれています。これは私の場合でいうと,大切な人として母と関わり,自分のように母を愛しているというという言葉に繋がると思いました。皆さんも誰か大切に思っている人と上手くいかなかったときは,この聖書の言葉を思い出して過ごしてみてください。

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