本日、4月22日は本校の設立母体・学校法人千葉国際の創立者である初代理事長・前田久吉先生の誕生日にあたります。本校では, 学園創立者の建学の精神を永く継承するためこの日を「学園記念日」と定め,  休業日(※)としています。


*前田久吉先生の足跡▼ 先生は1893年(明治26年), 大阪府の農家に8人兄弟姉妹の三男として生まれました。当時の農業に対する環境は厳しく, 先生の家も大変貧しい状態だったそうです。そのため先生は, 小学校卒業後, 進学することをあきらめ, わずか11歳で奉公に出ることになったのでした。▼  そしていつでも両親や家庭を大切にし, 17歳で呉服の行商を始めるなど, 身を粉にして働きました。そこで熱心に働く姿が評価され, 先生は21歳の若さで地元の新聞販売店の経営を任されたのです。▼  やがて自ら大阪市民のために大阪新聞を創刊したのを皮切りに, 産経新聞, 大阪電気通信大学, 大阪銀行, 関西テレビ, 大阪放送, 東京タワーなどを相次いで創立されました。すべては真面目に, 前向きに, ひたむきに努力を重ねた先生の情熱の賜物であることは, いうまでもありません。そして参議院議員として国政にも尽くされました。▼  さらに, 千葉県南部の開発・産業発展を考え, 房総開発, マザー牧場, 佛母寺, 国際禅道場などを設立。また鹿野山に, 千葉国際の前身である房総学園高等学校を創立しました。その遺志を, 千葉国際中学校・高等学校は引き継ぎました。私たちは, 中高6ヶ年の一貫教育を基本とし, 時代を先取りした国際科の学園をさらに発展させてゆきたいと考えています。     ▼▼*学園記念日に考えてほしいこと…生徒の皆さんへ▼  前田久吉先生のお母さんは多くの子どもを畑仕事をしながら育てられました。苦労をかけたお母さんへの感謝の気持ちをこめてつくられたのが「マザー牧場」です。またお母さんへの尊敬・感謝の気持ちを忘れないようにとの思いで建てられたのが,牧場の隣にある「佛母寺」です。このような先生に学び,学園記念日には, いつもお世話になっている「家族や友人などへの尊敬・感謝の気持ち」を改めて思い起こすとともに,  いま学校生活の中でどう生きるべきなのかを考えてみてください。

※ 代休は、5/2(金)です。

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