校長からのメッセージ(7) 「暑さに負けず文武でがんばる十文字生」 (2014年08月04日)
夏休みに入り、前期の講習・補習などが終わると、部活の合宿やいろいろな試合の時期に入りました。
7月24日、25日大阪の吹田市文化会館メイシアター大ホールで開催された第44回「全国高校ギター・マンドリン音楽コンクール」で本校マンドリン部が1等賞にあたる文部科学大臣賞を受賞しました。ほぼ毎年、優秀賞など頂いているのですが、文部科学大臣書の受賞は30年ぶりの快挙です。24日の3時35分からの本校の演奏を固唾も飲まずに聴き、迫力ある演奏に圧倒されました。翌日、審査結果の発表があり、やっぱりと納得しました。高3は最後の演奏でしたので特にがんばったと思います。
8月1日から南関東地域でインターハイが始まりました。味の素スタジアムで開催された開会式には皇太子殿下もご臨席されました。殿下のお言葉の時に、一部高校生の私語が目立ち、文部大臣など関係者はひやひやされたのではないかと思いました。
開会式後の特別演技に本校の高校舞踊部も参加し、「未来への希望」という創作ダンスをおこないました。400名を超える演技者の中に誰が本校の生徒か見分けは付きませんでしたが、全体として統一の取れたすばらしい演技でした。酷暑の中、これだけの人数による練習が大変だったと思われます。
8月2日から本校のサッカー部の試合が始まり、1回戦は勝ちましたが、2回戦は1-2で負けました。試合の相手は、1回戦は強豪校、2回戦はこれまで勝ってきた高校でしたが、勝負は時の運と言うことを良く表しています。焼けるような暑さの中で練習を重ね当日も必死の思いでがんばった選手たちの気持ちを思うと、「鬼の目にも涙」です。選手のひたむきさから猛暑に向かう元気をもらいました。
応援には、生徒の皆さん、同窓会の会長他役員、PTA会長他役員、後援会の皆様、教職員(退職された方を含む)300名以上の方が駆けつけて下さいました。バトン部が応援の演技をしてくれ有り難かったです。
ほとんどの部で合宿をしますので、顧問の教員は大変なのですが、合宿も社会人力をつけ、成長する良い機会です。生徒たちは合宿の合間に、夏休みの宿題などの勉強をしています。8月下旬には後期講習、夏休み明けに高校1,2年生は模擬試験もありますので、部活だけに集中はできないのです。
就任以来、ややもすると部活優先になる生徒に対して、嫌がられない程度に生徒の本分は勉強と言い続けています。実際、キャプテンなど部活が良くできる生徒が見事に文武を両立させ、下級生の良き「ロールモデル」となっており、感謝しています。

