LHRの時間を使い、3年生を対象に3回目の「生き方教育」が行われ、東京弁護士会の古池秀先生をお招きして「多文化共生」をテーマに外国人差別の諸問題についてご講演いただきました。

外国人差別は生徒たちにとって普段耳にすることがあっても深く議論する機会の少ないテーマですが、今回の授業をきっかけに生徒たちが問題と向き合ってくれればと思います。

次期生徒会役員を選出する生徒会選挙が行われました。今回は7名の立候補者がそれぞれ実現したいことや改善したいことを自分たちなりに考え、それぞれ個性的で大胆な公約を掲げて選挙に挑んでいました。自分たちの最も身近な学校生活について真剣に考えることは民主主義社会というものを知り、主体的にそれに参加する第一歩です。自分たちの力がどこまで及ぶのか、精一杯挑戦してもらいたいです。また自分たちの学校をよりよくしたいという思いが今後どのような形で実現するのか、顧問としてとても楽しみです。

3年生の授業では、12月のコース展に向けて着々と卒業制作を進めています。

卒業制作のテーマは「自由」です。自分が表現したいことを自分で見つけ、それにあった表現方法を選んでいきます。油絵やアクリル画、立体作品など、それぞれに取り組んでいるところです。

今日は、その中間講評を行いました!

自分の作品のテーマや、今後の制作の進め方などを見つめ直せたのではないかと思います。

コース展では、展示会場でのスペースの割り振りなども自分たちで行うので、自分の作品の効果的な見せ方を考えていくことも必要になってきます。

3年間の集大成となる作品作りですので、計画的に制作を進め、ぜひ納得のいく仕上がりにして欲しいです!

過日、五教科担当者連絡会議を行いました。特別進学コースでは、生徒一人一人に適した指導をするために、学期毎に英・国・数・理・社の各担当者が集まり、情報共有や今後の方針決定を担当者全員で行っております。生徒は全員が一般受験となりますが、担任だけではなく、五教科の担当教員や学校長に至るまで様々な教員が生徒の状況を把握していることが本コースの特徴です。今回は一般受験を間近に控えた3年生一人一人に対してセンター利用での出願校、個別試験のスケジュールなどの受験方針を確認しました。志望大学に合格する可能性はどれくらいあるのか、スケジュールに無理はないかなどを十分検討し、その結果を三者面談にて提案します。センター試験まで、あと約二ヶ月、生徒、学校、家庭が一丸となって取り組み、志望大学合格に向けて邁進していきます。

10月28日(土)の3年生のLHRは第2回目の「生き方教育プログラム」でした。今回は、一般社団法人Colabo代表の仁藤夢乃先生に、本校にて講演を行っていただきました。仁藤先生は、女子高生の問題をサポートする活動に関わっており、『難民高校生―絶望社会を生き抜く「私たち」のリアル』や、『女子高生の裏社会―「関係性の貧困」に生きる少女たち』といった御著書も執筆されています。社会問題となっているJKビジネスの問題や女子高生を取り巻くさまざまな問題について、ご自身の経験も交えながら語っていただきました。

生徒の感想を読むと、とても深く心に響いている講演であったことがわかりました。「仁藤さんは、背景を見て人に寄り添えるような人になって欲しいとおっしゃっていましたが、私もそうなりたいと思いました。売春をする女の子などをただ非行少女と言うのではなく、その子が抱える背景を考え、手を差し伸べることができる人になりたいと思いました。」、「仁藤さんのように自分の意思をしっかり持っていて、それを伝えることのできる人は素敵だと思います。…困ったときに相談できる人がいるということが、どれだけ大切かが今回の講演会でわかりました。」など、たくさんの感想がありました。

今の日本の若者たちを取り巻く厳しい環境の中、さまざまな問題を個人の問題としてではなく、社会の問題として考えるということが大切なのだとおっしゃっているのがとても印象的でした。

本日、4回目の体験入学が行われました。中学3年生を対象とした体験入学の最終回で、約100名の参加者がいらっしゃいました。本日は、国語や数学、理科、社会、美術の他、次年度から始まる『イングリッシュ アイランド』の授業も行われました。

参加された中学生からは、「授業中ずっと英語だけで会話するという体験は、初めてでした。とてもおもしろかったです」「新しい知識を身につけることが出来たので良かった」「漢文は苦手分野だったので、習うことができ、助かりました。説明がわかりやすく、しっかり覚えることができました」「映像授業や図で理解が深まり、みんなの意見が聞けて良かったです」「前に習ったばかりのものを、さらに詳しく実験で知ることができた」「作品を客観的に見てアドバイスしてくださり、次の課題も見つかり良かった」「じっくりデッサンに取り組むことができました。まだ初心者なのですが、丁寧にできました。先生にアドバイスを頂き、家でも練習してみようと思いました」などの感想をいただきました。また、保護者の方からも、「来る前までは初めてだったこともあり、少し心配でしたが、最後の授業のあとは笑顔が見られたので、参加して良かった」「実際に授業形式で半日過ごすことができたので、高校生活のイメージが持てたと思う」「他校のデッサン講座にも参加してみて、潤徳の講師の方々の丁寧な説明と個別にアドバイスしてくださる指導に敬服しました」「英語の授業が新鮮でした。私の時は受験英語だったので、今回の授業なら英語が好きになっていたかもしれません」など、たくさんの感想をいただきました。

体験入学に参加してくださった中学生、保護者の皆様、ご来校頂きありがとうございました。

10月24日より中間試験が始まりました。

生徒たちは体育祭から気持ちを切り替え、休み時間や放課後も先生に質問したり、

友達と残って勉強したり、と励んできました。

生徒の皆さんが力を出し切り、よい結果を得られるよう応援しています。

※写真は試験開始前に撮影したものです。

 

中間テスト2日目

 

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本校では体育祭を一日順延して10月8日の日曜日に無事に開催することができました。7日は大雨でしたが、人工芝のグランドのおかげで翌日の秋晴れのなか、競技のルールを遵守し、仲間と協力しながら競技を行ない、応援する側も勝敗に関わらず温かな拍手を送っていました。

そして、2週間後の23日から4日間は中間試験の予定でしたが、台風のため23日は休校となり、24日から4日間の中間試験となりました。期間中に新体操部は全国大会があるなど生徒たちは一度にたくさんのことをこなさなければならない忙しい日々でしたが、生徒同士で教え合うなど協力し、通学の行き帰りや休み時間なども上手にやりくりして勉強時間を確保し乗り越えたようでした。11月4日(土)には保護者会が予定されていますので、その前に全校生徒の点数が私にも知らされます。

このような忙しい毎日を生徒たちは送っておりましたが、私は3日に千住警察署に招かれ署長様より「感謝状」をいただきました。千住警察署主催のイベントでの吹奏楽部の演奏等に感謝されてのことでした。日々の練習の成果を発表する機会を地元で与えていただき、生徒たちは成長し、次のステップへと進むことができます。「感謝状」は生徒たちに達成感と自信を与えて下さいます。こちらこそ感謝申し上げます。

これから本校では、来年度の選択科目を決定し、志望大学を含め将来の進路を考えることとなります。一人ひとりが自分自身と向き合い、適性を知り、自分らしい人生を歩むために進路選択をして欲しいと願っております。そのために、生徒たちの気持ちに寄り添い、時には一緒に悩みながら助言を与えられたらと考えております。生徒たちが社会に貢献しながら充実した人生を送れる女性に成長していけるよう教職員も研鑽を重ねてまいります。

中間試験最終日の27日(金)、特別進学コースの1年生が日本女子大学へ大学見学に行ってきました。バリエーション豊かな小鉢がそろった女子大ならではのヘルシーな学食をいただいたあと、大学職員の方にキャンパスツアーをしていただきました。さわやかな秋晴れの中、緑あふれる屋上庭園や伝統ある落ち着いた雰囲気の校舎を見学し、最後に職員の方より大学の概要や入試についての説明をしていただきました。文理選択を控える生徒たちにとって、進路について考える有意義な時間となりました。

1年生に引き続き、2年生の紹介です。2年生は前回同様、課題の難易度を志望校別に変えており、今回の自画像は「紙と自画像」と「自画像」という2種類の課題で行われました。デッサンとしては比較的シンプルな自画像ですが、紙というモチーフが加わり、構成の難易度がグンと上がります。とはいえ、自画像ですから思い切ったデッサンを期待していましたが、ほんとに皆良く描けていました!!良作が多く、1年生の頃と比べて皆の成長をしみじみと実感する課題となりました。

それでは、優秀作品を見ていきましょう。


「紙と自画像」


全体的に手数が入っていて描写も丁寧で好感が持てますが、髪の毛の描き込みの密度に比べ目の部分が薄くなっているため、描き途中に見えます。今後は絵の中での主役脇役をはっきりさせ、描き込みの強弱をつけるようにしてみましょう。


穴の空いた紙からこっちを覗いていると言った設定の自画像でしょうか、デッサン課題としてはとてもちょうど良いユーモラスさで見栄えがします!奥の自画像の自然な佇まいも魅力的です。せっかくアイディアは良いので、穴から差し込む光や背景などから像がどう影響し合うかの「関係性」のところまでこだわりたかったですね。


手の動きや表情にやや固さがありますが、自然な佇まいを表現できています。紙の白さや肌の明るい部分の描写が丁寧ですが、陰影に使っている色がやや似てしまったので見えにくくなってしまいました。もう少し早い段階で影の暗さを絵の中に置いて、明暗の印象を合わせていけるといいですね。


紙との構成系のデッサンは少なかったので目を引きました。顔の輪郭に合わせて紙のうねりを合わせていく辺りは上手いですね。構成的には紙の物足りなさ、デッサン的には頭部から肩や胸へかけての繋がりの弱さが見えて来てしまいますね。描けているとこは沢山あります!全体にまんべんなくできると良いですね。(佐藤)


「自画像」


大きな動きがあるわけではないのですが、首をやや傾げた自然な動作や表情がとても魅力的だと思います。ここまで捉えることができているので、あとは肌や髪、服などをそれぞれ丁寧に描き込み、細かな奥行きや質感を表現していくことでさらに見所のあるデッサンになるのではないでしょうか。


途中まで迷いながら描き進めていましたが、思い切って黒い調子を乗せてからはぐいぐい描き進められたようです。黒髪や目の周囲は質感までリアルに描けていますので、皮膚や衣服の質感にまで迫れるともっと良い表現ができそうです。


・・・・・まだまだ、力作が沢山ありましたが、紹介しきれませんでした。

受験の足下が見えて来た時期ですが、着実に力を付けて来ていますね!どんどん行きましょう!

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