過日、五教科担当者連絡会議を行いました。特別進学コースでは、生徒一人一人に適した指導をするために、学期毎に英・国・数・理・社の各担当者が集まり、情報共有や今後の方針決定を担当者全員で行っております。生徒は全員が一般受験となりますが、担任だけではなく、五教科の担当教員や学校長に至るまで様々な教員が生徒の状況を把握していることが本コースの特徴です。今回は一般受験を間近に控えた3年生一人一人に対してセンター利用での出願校、個別試験のスケジュールなどの受験方針を確認しました。志望大学に合格する可能性はどれくらいあるのか、スケジュールに無理はないかなどを十分検討し、その結果を三者面談にて提案します。センター試験まで、あと約二ヶ月、生徒、学校、家庭が一丸となって取り組み、志望大学合格に向けて邁進していきます。

10月28日(土)の3年生のLHRは第2回目の「生き方教育プログラム」でした。今回は、一般社団法人Colabo代表の仁藤夢乃先生に、本校にて講演を行っていただきました。仁藤先生は、女子高生の問題をサポートする活動に関わっており、『難民高校生―絶望社会を生き抜く「私たち」のリアル』や、『女子高生の裏社会―「関係性の貧困」に生きる少女たち』といった御著書も執筆されています。社会問題となっているJKビジネスの問題や女子高生を取り巻くさまざまな問題について、ご自身の経験も交えながら語っていただきました。

生徒の感想を読むと、とても深く心に響いている講演であったことがわかりました。「仁藤さんは、背景を見て人に寄り添えるような人になって欲しいとおっしゃっていましたが、私もそうなりたいと思いました。売春をする女の子などをただ非行少女と言うのではなく、その子が抱える背景を考え、手を差し伸べることができる人になりたいと思いました。」、「仁藤さんのように自分の意思をしっかり持っていて、それを伝えることのできる人は素敵だと思います。…困ったときに相談できる人がいるということが、どれだけ大切かが今回の講演会でわかりました。」など、たくさんの感想がありました。

今の日本の若者たちを取り巻く厳しい環境の中、さまざまな問題を個人の問題としてではなく、社会の問題として考えるということが大切なのだとおっしゃっているのがとても印象的でした。

本日、4回目の体験入学が行われました。中学3年生を対象とした体験入学の最終回で、約100名の参加者がいらっしゃいました。本日は、国語や数学、理科、社会、美術の他、次年度から始まる『イングリッシュ アイランド』の授業も行われました。

参加された中学生からは、「授業中ずっと英語だけで会話するという体験は、初めてでした。とてもおもしろかったです」「新しい知識を身につけることが出来たので良かった」「漢文は苦手分野だったので、習うことができ、助かりました。説明がわかりやすく、しっかり覚えることができました」「映像授業や図で理解が深まり、みんなの意見が聞けて良かったです」「前に習ったばかりのものを、さらに詳しく実験で知ることができた」「作品を客観的に見てアドバイスしてくださり、次の課題も見つかり良かった」「じっくりデッサンに取り組むことができました。まだ初心者なのですが、丁寧にできました。先生にアドバイスを頂き、家でも練習してみようと思いました」などの感想をいただきました。また、保護者の方からも、「来る前までは初めてだったこともあり、少し心配でしたが、最後の授業のあとは笑顔が見られたので、参加して良かった」「実際に授業形式で半日過ごすことができたので、高校生活のイメージが持てたと思う」「他校のデッサン講座にも参加してみて、潤徳の講師の方々の丁寧な説明と個別にアドバイスしてくださる指導に敬服しました」「英語の授業が新鮮でした。私の時は受験英語だったので、今回の授業なら英語が好きになっていたかもしれません」など、たくさんの感想をいただきました。

体験入学に参加してくださった中学生、保護者の皆様、ご来校頂きありがとうございました。

10月24日より中間試験が始まりました。

生徒たちは体育祭から気持ちを切り替え、休み時間や放課後も先生に質問したり、

友達と残って勉強したり、と励んできました。

生徒の皆さんが力を出し切り、よい結果を得られるよう応援しています。

※写真は試験開始前に撮影したものです。

 

中間テスト2日目

 

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本校では体育祭を一日順延して10月8日の日曜日に無事に開催することができました。7日は大雨でしたが、人工芝のグランドのおかげで翌日の秋晴れのなか、競技のルールを遵守し、仲間と協力しながら競技を行ない、応援する側も勝敗に関わらず温かな拍手を送っていました。

そして、2週間後の23日から4日間は中間試験の予定でしたが、台風のため23日は休校となり、24日から4日間の中間試験となりました。期間中に新体操部は全国大会があるなど生徒たちは一度にたくさんのことをこなさなければならない忙しい日々でしたが、生徒同士で教え合うなど協力し、通学の行き帰りや休み時間なども上手にやりくりして勉強時間を確保し乗り越えたようでした。11月4日(土)には保護者会が予定されていますので、その前に全校生徒の点数が私にも知らされます。

このような忙しい毎日を生徒たちは送っておりましたが、私は3日に千住警察署に招かれ署長様より「感謝状」をいただきました。千住警察署主催のイベントでの吹奏楽部の演奏等に感謝されてのことでした。日々の練習の成果を発表する機会を地元で与えていただき、生徒たちは成長し、次のステップへと進むことができます。「感謝状」は生徒たちに達成感と自信を与えて下さいます。こちらこそ感謝申し上げます。

これから本校では、来年度の選択科目を決定し、志望大学を含め将来の進路を考えることとなります。一人ひとりが自分自身と向き合い、適性を知り、自分らしい人生を歩むために進路選択をして欲しいと願っております。そのために、生徒たちの気持ちに寄り添い、時には一緒に悩みながら助言を与えられたらと考えております。生徒たちが社会に貢献しながら充実した人生を送れる女性に成長していけるよう教職員も研鑽を重ねてまいります。

中間試験最終日の27日(金)、特別進学コースの1年生が日本女子大学へ大学見学に行ってきました。バリエーション豊かな小鉢がそろった女子大ならではのヘルシーな学食をいただいたあと、大学職員の方にキャンパスツアーをしていただきました。さわやかな秋晴れの中、緑あふれる屋上庭園や伝統ある落ち着いた雰囲気の校舎を見学し、最後に職員の方より大学の概要や入試についての説明をしていただきました。文理選択を控える生徒たちにとって、進路について考える有意義な時間となりました。

1年生に引き続き、2年生の紹介です。2年生は前回同様、課題の難易度を志望校別に変えており、今回の自画像は「紙と自画像」と「自画像」という2種類の課題で行われました。デッサンとしては比較的シンプルな自画像ですが、紙というモチーフが加わり、構成の難易度がグンと上がります。とはいえ、自画像ですから思い切ったデッサンを期待していましたが、ほんとに皆良く描けていました!!良作が多く、1年生の頃と比べて皆の成長をしみじみと実感する課題となりました。

それでは、優秀作品を見ていきましょう。


「紙と自画像」


全体的に手数が入っていて描写も丁寧で好感が持てますが、髪の毛の描き込みの密度に比べ目の部分が薄くなっているため、描き途中に見えます。今後は絵の中での主役脇役をはっきりさせ、描き込みの強弱をつけるようにしてみましょう。


穴の空いた紙からこっちを覗いていると言った設定の自画像でしょうか、デッサン課題としてはとてもちょうど良いユーモラスさで見栄えがします!奥の自画像の自然な佇まいも魅力的です。せっかくアイディアは良いので、穴から差し込む光や背景などから像がどう影響し合うかの「関係性」のところまでこだわりたかったですね。


手の動きや表情にやや固さがありますが、自然な佇まいを表現できています。紙の白さや肌の明るい部分の描写が丁寧ですが、陰影に使っている色がやや似てしまったので見えにくくなってしまいました。もう少し早い段階で影の暗さを絵の中に置いて、明暗の印象を合わせていけるといいですね。


紙との構成系のデッサンは少なかったので目を引きました。顔の輪郭に合わせて紙のうねりを合わせていく辺りは上手いですね。構成的には紙の物足りなさ、デッサン的には頭部から肩や胸へかけての繋がりの弱さが見えて来てしまいますね。描けているとこは沢山あります!全体にまんべんなくできると良いですね。(佐藤)


「自画像」


大きな動きがあるわけではないのですが、首をやや傾げた自然な動作や表情がとても魅力的だと思います。ここまで捉えることができているので、あとは肌や髪、服などをそれぞれ丁寧に描き込み、細かな奥行きや質感を表現していくことでさらに見所のあるデッサンになるのではないでしょうか。


途中まで迷いながら描き進めていましたが、思い切って黒い調子を乗せてからはぐいぐい描き進められたようです。黒髪や目の周囲は質感までリアルに描けていますので、皮膚や衣服の質感にまで迫れるともっと良い表現ができそうです。


・・・・・まだまだ、力作が沢山ありましたが、紹介しきれませんでした。

受験の足下が見えて来た時期ですが、着実に力を付けて来ていますね!どんどん行きましょう!

文化祭や体育祭も終え、2学期も中盤。生徒はもうすぐ中間試験です。良い結果を遺せるよう頑張って欲しいですね!

さて、そんな中、先日1・2年生はデッサン課題の講評がありました。

1年生は相変わらず元気でパワフル!紙が破れてしまう程画面と向き合う生徒もいてとても好感が持てます!皆の姿勢がそのままデッサンに表れていますね!良いデッサンが多く出てきました。その中の一部をご紹介します。


雰囲気があり、魅力のある絵に仕上がりましたね。それぞれの存在感を大事にしながら、モチーフを描写できています。ペットボトルの形が弱いので、映り込みを観察しながら、立体感をより意識できるといいですね。


全体的にバランス良く描けていますが、近くに寄って見てみると描写がやや単調に見えます。モチーフの質感やそれを取り囲む事象を丁寧に観察し描き分けることで、よりリアリティのあるデッサンが出来るでしょう。


形態感や調子の幅、描写の密度など総合的にみてバランスのとれた良いデッサンです。炭とペットボトルの質感の違いにもよく反応できています。 ただそれぞれの質の差を意識しすぎてか、炭の強さに対してのペットボトルがやや弱くなってしまったっところが少し惜しい点です。


総合的に力を感じるデッサンですね。目から入る情報をしっかりと整理して鉛筆を動かしている印象です。置かれている状況や水の動きや光の状況等、積極的に描かれている分、説得力のあるデッサンになっています。欲を言えば構図はもう少し練れた気がしますね。


次の石膏デッサンも、今回学んだことを活かして頑張ってください!

台風が接近していますが、怪我のないように気をつけて良い週末を過ごしてくださいね!

10月9日(日)都立杉並総合で行われた都新人戦Ⅰ部大会予選大会(個人・単)の各組準決勝・決勝大会に2年生のN.Mさんが出場し、女子シングルス2組で優勝しました。その結果、都内のⅠ部の女子高校生バドミントンプレーヤーは約2千人いる中で、都ベスト16となりました。

そして、10月15日(日)都立小岩高校で行われた都新人戦Ⅰ部大会予選大会(個人・単)の都大会に進出しました。東京都のトップレベルの選手と対戦し、結果は一回戦敗退となりましたが、得たものも多く、今月末から始まる東京都高校バドミントン新人大会兼全国高校選抜東京都予選(団体・東ブロック)に向けて、活かして行きたいと思います。

今後ともご声援よろしくお願い致します。

先日、LHRにおいて,特別進学コースのコース集会が開かれました。夏休みに実施された河合塾模試の表彰が行われ、5名の生徒が表彰されました。5名の生徒から、模試対策の勉強法や心構えなどを話してもらいました。「毎日なるべく1教科1時間は勉強しようとしています」「過去問題をたくさん用意してもらい、それを解きました」「渡された問題集を2~3周解きました」「評論があまり得意ではないので、新書や新聞の社説を読むようにしました」など、たくさんの体験談を聞くことができました。そして、選択科目の決定について、2・3年生から下級生にアドバイスがありました。日本史・世界史・政治経済・物理・生物選択者から選択した理由などを聞くことができ、これから選択科目を決定する1年生にとって、とても参考になったことと思います。最後に、3年生から1・2年生に向けて、これから力を入れておくべきことが伝えられました。

どの学年の生徒にとっても有益なお話をたくさん聞くことができた集会でした。

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