毎年5月には教育実習が行われていますが、今年は23日(木)よりスタートしました。
今年は卒業生7名が実習先として選んでくれました。私は「教育目標・方針」を担当させていただき、自己紹介がてら高校時代の一番の思い出を各自に話していただきました。
共通して女子校でノビノビできよかったし、先生方や友人に恵まれたとも話してくれました。そして、本校の独自教科であるグローバル教養のユニバーサルフォレストの授業が将来を考えるきっかけをつくってくれたとも話してくれる卒業生が多くおりました。
本校の独自教科「グローバル教養」は「ユニバーサルフォレスト(UF)」と「イングリッシュアイランド(EI)」の2科目があり、1・2年生で週に1回、全員が学ぶことになります。UFでは、SDGs(持続可能な開発目標)の内容を基盤としながら、「環境問題」や「貧困問題」、「ジェンダー」など、世界や日本の諸問題について2年間かけて学びます。気になった問題は様々であり、感想も様々、その問題をどう扱いたいかも様々、一人ひとりのらしさが反映されます。
私自身も高校時代を振り返りますと夏休みの自由課題で公害問題を調べてまとめました。当時は気にもしていませんでしたが、大学で化学を専攻していることに繋がります。一人ひとり興味を持つことや気になることは違い、そして、それがその人らしさなのだと思いました。
在校生には先輩のように潤徳時代に興味あることを見つけ、大学で深め、そして、仕事につなげて欲しい。そして、高校では全ての教科を学ぶこととなりますが、あらゆる分野の基礎知識を身につけることは人生をより豊かにしてくれます。生徒たちには、日々の授業を真面目に受け、その地道な積み重ねを豊かな未来に繋げてほしいと願っております。そのために日々の授業をより良質なものにするために、そして生徒たちが快適な学校生活が送れるように教職員も研鑽に努めてまいります。
