高校1年生の「科学と人間生活」では、免疫に関する授業を生徒自身が授業として構成し、発表を行いました。

3人1組のグループに分かれ、自分たちの言葉でわかりやすく相手に伝えるための工夫を凝らしていました。

例えば、体液性免疫と細胞性免疫の違いを寸劇で表現したり、登場する免疫細胞を教員に置き換えて説明したり、各グループの個性が光るユニークで興味深い発表となりました。

暗記をするだけでなく、自分たちの言葉で内容を伝えることを通して、理解をより深める貴重な学びの機会となりました。

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夏休みには夏期講習が実施されました。今回はその講座の1つをご紹介します。

小石川植物園でフィールドワークを行い、まとめたことを発表する「小石川植物園で植物観察」の講座には、中学生が参加しました。

フィールドワークのタームでは、植物園を隅々まで散策する中で自分が疑問に思ったこと、さらに深く調べたいことを探しました。その後、観察をしたことからテーマを決め、それぞれ自分の問いを立て、調べたことをプレゼン形式で発表をしました。

とても暑い中のフィールドワークとなりましたが、生徒たちは疑問に思ったことや発見を共有しながら観察をしていました。そして食虫植物や樹皮がはがれる植物について調べ、まとめたことを発表しました。授業で習った知識も活かしたさらに深い学びにつなげることができました。

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高校1年生の家庭科の授業では、「人生すごろく」の作成に取り組みました。
生徒一人ひとりが自分の将来設計をすごろく形式で表現します。自らの興味や課題に基づいて調べ学習を行い、 プレゼンテーションを作成してクラスに共有します。

今回は、その中で、生徒2名にインタビューをしてみました。

 

1人目:探究テーマ「税金」

〇所得税や住民税について調べようと思ったきっかけは何ですか?

 誰もが関わることであり、将来、自分自身も納税者になるため今のうちに仕組みを理解しておきたいと考えたからです。

〇実際に調べてみて、どんな発見がありましたか?

想像以上に税金の種類・金額が多く驚きました。例えば年収4,000万円を稼いでいても、手取りは約半分程度しか残らないと知り、「ここまで大きい金額が引かれるのか」と衝撃を受けました。 

〇この学びを今後、どう活かしていきたいですか?

今回の探究を通して、自ら調べてこそ、正確で必要な情報にたどり着けるという実感を持ちました。将来、会計士などお金に関わる職業に興味があり、今回の人生すごろくは 、将来の方向性をより具体的に考えるきっかけになりました。
今後も他教科と関連づけながら、継続的に探究していきたいです。

 

 

2人目: 探究テーマ「出産」と「養子」

〇このテーマにしたきっかけは何ですか?

私は将来的に、出産・子育てをしたいという思いがあります。そのために、出産や子育てに関する制度や様々な選択肢について知りたいと考えました。そのひとつとして、養子縁組について知っておきたいと考えたからです。

〇調べてみて、印象に残ったことはありますか?

養子制度についてです。養子制度には「普通養子縁組」と「特別養子縁組」の2種類があることを知りました。特に特別養子縁組では、手数料が発生する場合があることや、血縁がないからこそ関係づくりの難しさがあることなど、多くの学びがありました。

〇探究を通して今後、さらに調べたいことはありますか?

厚生労働省が2026年に開始の方針を固めている「出産費用の無償化」に関心があります。
出産する立場にとってはありがたい制度ですが、病院経営や医療現場の負担といった別の視点からも考えてみたいと思っています。

 

| 教員からのコメント

生徒たちは当初、和やかな雰囲気でしたが、調べ学習へ移行するにつれ、活動に熱が入っていく様子を感じました。それぞれが自分の将来を具体的に描き、理解を深めていく活動は、今後の人生や生活においても貴重な経験となることでしょう。

今後の授業では、金融教育や社会福祉の内容にも取り組んでいく予定です。

さらに人生について考える機会を設け、より深化させた探究活動を行っていきたいと思います。

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