今週の1年生の手作りの時間にはブーメランを作りました。工作用紙を十字に組み合わせてホチキスで止めれば完成です。作るのは簡単ですが、手首をひねって回転をつけて飛ばすのが難しかったようです。友達の飛ばし方を真似をしたり教えてもらったりしながら飛ばせるようになりました。「高いところから飛ばすと遠くまで飛ぶよ。」「羽をひねって作るとよく飛んだよ。」と発見したことを教えてくれた子もいて、「もう一つ作らせて!」と材料をもらい、工夫して2つ目を作る子もいました。工夫する楽しさが味わえたようです。
先月末に2年生からもらったアサガオの種を、連休明けにまきました。種まきの仕方を2年生が教えてくれると聞き、ペアのお兄さん、お姉さんにお願いして一緒に作業をしました。2年生ははりきって材料を運んだり、種のまき方のコツを教えてくれたりしました。「ちょっとまって。先に『もとひ』をいれるから。」「種はこれぐらいの深さでまくんだよ。」「そうそう。」という声が聞こえてきました。2年生からもらった種は、どんな花をつけてくれるのでしょうか。1年生は楽しみにしています。
連休前に1年生の教室に2年生がやってきて、アサガオの種をプレゼントしてくれました。1年生は種をもらうのを楽しみにしていたので、大喜び。それだけでなく、2年生からのお手紙が入っていてさらに大喜び。一人に見せてもらうと、こんなことが書かれていました。「あさがおのたねをあげるよ。これはきれいなはながさくから…たのしみにしていてね。がんばってね。」丁寧な字で書かれていました。手紙を読むと、すぐに「お返事を書かなくちゃ!」という声が1年生から上がりました。紙を用意すると、みな一生懸命に書いていました。「あさがおのたねをくれてありがとう。みずをちゃんとやるね。だいすきだよ。」こんな返事を書いている子もいました。習っていないひらがなも教師や友達に教わりながら、丁寧に書いていました。伝えたい思いが強ければ、難しい課題も軽々と乗り越えていくのだなあと、子どものたくましさ、一途さに感心させられました。
1年生は登下校にも慣れてきました。学校の帰りは、通学経路が同じグループの友達と、一緒の下校が続いています。入学当初は隣の友達と手をつなぎ、前を歩く友達について歩くので精一杯でしたが、最近は友達とおしゃべりをしたり、映画の時間に見た映画の主人公の歌を口ずさんだりしながら、仲よく賑やかに歩く子が増えてきました。交通事故が心配ですが、列を横切ろうとする自転車に道を譲ったり、道を譲ってくれた自動車の運転手さんに「ありがとう!」とお礼を言ったりしている子もいます。「曲がり角では右左右!」と唱えながら歩いている子もいました。こういう姿を見ると、担任としてもほっとします。登校時も、駅でお父さんやお母さんにさよならをして、友達と一緒に登校してくる子が増えてきました。つい先月まで保護者と一緒に幼稚園や保育園に通っていたのに、今では遠くから電車やバスに乗って通ってくるなんて、考えてみればすごいことです。たった3週間なのに、子どもの適応力には感心させられます。
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