12月13日(土)11時30分から、岐阜県恵那市の岩村コミュニティセンターで、
第12回下田歌子賞表彰状授与式と優秀作品選考会が行われました。
中高エッセイの部では、全国から五百三十五作品が寄せられた中、
本学園中3の生徒と高1の生徒の2人が下田歌子賞を受賞し、当日の選考会へと
進みました。
中3の生徒のエッセイは、「祖母と日本人形」というタイトルで、終戦直後、
朝鮮半島から帰国するときに、祖母が愛してやまない日本人形を、
やむを得ず手放すことになってしまう経緯をつづったものでした。
高1の生徒は、「私の考える『ふるさと』」というタイトルによる発表でした。
「自分にはふるさとはない」という言葉から始まり、自分にふるさとがあるならば、
今通っている実践女子学園がそれにふさわしいという思いをつづったものでした。
結果は中3の生徒が見事大賞に選ばれました。
おそらく年配の方にとって、少なからず感動を覚えるものがあったにちがいありません。
高1の生徒は嚶鳴(おうめい)協議会賞を受賞しました。
この賞は恵那市も参加している、ふるさとの先人や歴史、文化を町づくりなどに
生かしている全国14の自治体からなる協議会によるものです。
見事に2人の発表者が受賞できました。