高ⅠのLHRにて、報道番組ディレクターの清水御冬さんをお招きし、
報道番組製作の裏側について語っていただきました。
清水さんは国内の教育や家庭問題から海外の政治や国際問題について取材をするため、各国・各地へ飛び回っています。
以前、当時の新学習システム「アクティブ・ラーニング」について聖学院を取材して頂いた繋がりで、
今回女子聖学院にてご講演を頂きました。

ドキュメンタリー番組では、番組側が「何を伝えたいのか」をテーマに決め、取材、撮影を行い、番組が作られており、
ディレクターはテレビ会社から依頼を受け、企画から番組制作まであらゆる過程に携わっています。
清水さんは国内から海外まで様々な場所に行き、取材を進めていくうちに明らかになっていく実情を目の前にし、
報道内容とその裏側との葛藤に何度も苦しんできました。
しかし、そのような苦しみもありながらご自身の信念を持って現場で闘い続けていることから、
テレビをつければすぐ情報が届くこの環境に感謝しなければならないと感じさせられました。

また、メディアは社会の鏡とも言われ、メディアによって多くの視聴者に情報が流れています。
一つの情報源だけを鵜呑みにせず、常に批判的な目で見て、反対側の意見にも目を向けることが、
現代の情報社会で生きていく上で最も重要なことであると語られました。
メディアでなくてもひとつの情報を伝えようとする立場であるならば、
様々な情報源から取捨選択を行い、より精確に見極める必要があるのだと、生徒一同強く感じさせられました。

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