ボランティア精神の育成を図る本校では、ただ「良いことをしよう」ではなく、一歩進めて、「本当に相手にとって必要なことを考えること」も大事にしています。2月4日(木)、1年生の社会の授業では、教員の学生時代に渡航したメキシコでの失敗談を話しました。メキシコの裕福な地域で服を集め、貧しい地域でバザーを開きました。地域の人に喜ばれて満足していると、その後貧しい身なりの女性がやって来て、路上に服を並べ始めました。しかしバザーが終ったあとでは誰も彼女の服を買ってくれませんでした。良いことをしたと思っていた一方で、一人の女性の仕事を奪ってしまったということに気づきました。生徒たちには教科教育だけでなく、「本当に必要なこと」を考える姿勢、そして、チャレンジして、失敗したらそこからたくさんのことを学ぶ姿勢を伝えていきたいと思います。(授業担当者談)

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