Feb_22_2017

2月14日から17日の日程で第72回国民体育大会冬季大会スキー競技会(ながの銀嶺国体)が行われました。本校からはスキー部の2年岸田君と1年近藤さんが山梨県代表として国体に参加しました。

会場は長野県の白馬村の白馬八方尾根スキー場でした。国体についてスキー部コーチの橋本先生がレポートを書いてくれました。また参加者からもコメントをもらいましたので、ご紹介します。

橋本拓の熱き雪上

第72回国民体育大会冬季大会スキー競技会

今回、明誠高校から2名の選手と国体へのぞんだ。1年近藤はインターハイに続き2回目の全国大会、2年岸田は初の全国大会への挑戦。山梨県甲府で行われた団結壮行会から始まり、事前合宿、国体本番と長い時間だったが、全てのことが素晴らしい経験になったことと思う。

9日~12日まで事前合宿として山梨県選手団での合宿。13日・14日と大会コースでのコースオープンがあり、14日の午後には開始式が行われた。

15日は成年男子A・成年男子B・成年女子Aのレースが行われた。この日は明誠高校の選手は軽い調整と山梨県選手の応援を兼ねて、試合を観戦し、本番のイメージを作った。

16日、少年女子のレース。1年近藤の本番。当日は朝から快晴で絶好のレース日和であった。近藤の感想にもあるように、今回のレースコースは、とても長く、何度も斜面変化があり体力的な厳しさと難しいコースレイアウトであった。更に、ポールセットも難しくセットされ、インスペクションで入念に確認をした。

スタート前、いつもどおりに無線でアドバイスをしたが、やはり緊張していたようだった。実際に滑ってきてみると、私から見て一目でわかるほど緊張した滑りだった。しかし、注意ポイントなど考えながら、余裕がある場所では積極的にタイムを縮める努力をしていた。ゴールまでなんとか滑りきることができたが、ゴール後の本人は緊張した、いつもの滑りができなかったと言っていたが、どこか、ゴールした安心感も私には見えたような気がした。

山梨県の代表選手としてのプレッシャーもあったのかと思う。まだ1年生、今後の成長に期待しさらに強くなれるようサポートしたいと思った。

17日、国体最終日、少年男子レース本番。3日間のレースで最終日だけが雨。レース中はまさに土砂降りと言ってもよいくらいの降り方。2年岸田と朝のアップから一緒に行ったが、やはり緊張しているようであった。硬い表情で自分を奮い立たせるような発言・・・いつも通りとはなかなかいかないが、一緒にいて声をかけることで、少しでも和らげばと思っていたが、初の全国大会、仕方ないことである。

少年男子のレースは女子のレースよりもさらにスタート地点が上に上がり、長いコースとなる。スタートからゴールまでのトータル的な戦略も大切になる。レース前のインスペクションで注意点は話したが、岸田のスタートする頃にはコースコンディションも大きく変わるため、難しいレースとなった。

スタートして私が見ているパートまで出てくると、やはり練習とは違い、動きが小さくなっていたが、いつも取り組んでいることを表現しようと必死になっていた。また、とにかくゴールを目指すという気持ちが伝わってきた。岸田もゴールまでしっかりと滑りきりゴールすることができた。私はビデオを撮影しながら見ていたが、いつもの練習での滑りとはかけ離れたものであった。

今シーズン、レベルアップし、さらに今回の国体期間に全国トップ選手との練習を積むことで、さらにひと皮剥けたように思う。今回の経験を活かし、残りのシーズンを戦って、来シーズンに繋げてもらいたい。

今回、国体に行き長いコース、難しい斜面変化、ハードなポールセット、様々なことを経験した。全国大会でトップになる、シード権を取る、これらを達成するためには、今後、様々なシチュエーションで練習することや、大会を経験することが必要であると感じた。速い選手の練習量・試合出場数・経験値の差が大きくあることは間違いない。明誠高校の選手達も今まで以上に努力し、頑張らねば、全国大会への出場・上位争いはできない。残りのシーズン、全力で頑張っていきたいと思う。

明誠高校スキー部をいつも応援してくださっている皆様、ありがとうございます。引き続き、部員一同精進してまいります。応援よろしくお願いいたします。

スキー部 コーチ 橋本 拓

国体に参加して

今回、初めて山梨県代表として国民体育大会に出場させて頂きました。国体までには事前合宿があり、現地でのポールトレーニングがありました。14日の開始式では現地の方による演出や役員の方々の挨拶・激励を受け、山梨県の代表選手として責任・緊張感を覚えたと同時にここに居ることを誇りに思いました。

大会コースは全長1.5キロ標高差400mという今までに経験したことがないくらい長くて標高差があり、コース後半に差しかかると、足がヘトヘトなくらいでした。自分は完走することはできましたが、旗門数・コースの長さに滑りきれるか不安になり、びびってしまいいつも通りの滑りができず納得のいく結果を出せずに終わってしまいました。

でも、今回のこのレースを通して全国の選手との交流や、同じ山梨県選手の普段のトレーニングも見たり、大学生・大人の方のレースを観戦したりとすごく良い経験をすることができました。

そして、もっとたくさんの経験をして、今回のような大きな大会でまともに戦えるようになりたいと思いました。この経験は、必ずこれからに繋がります。

今後も目標を高く頑張りたいと思います。

スキー部 1年 近藤栞愛

国民体育大会

国体を振り返って、自分は今までにないような良い経験をしました。

全国トップレベルの選手との合同練習では、スタート前の選手の行動、ライン取り、スタートダッシュ、全てが刺激でした。

自分が日本一を決める大会に来て戦うということを改めて実感しました。

本番では、今までに経験したことのないロングコース、斜面変化であった。もちろん守ってもタイムは出ない、攻めていこうと思ったが慣れない斜面でいつもの滑りはできなかった。

今の自分の実力と全国での自分のレベルを知れたのでかなり良い経験になった。今回の経験をいかして残りのシーズンも頑張っていきます。

スキー部 2年 岸田凌

国体は各年代のトップ選手が出場する大会なので、高校生だけの大会とは違った刺激や経験が得られたようです。この経験を今後に生かして欲しいです。まずは3月下旬に新人大会があるので、そこで今シーズンで得られた経験を存分に発揮して欲しいです。頑張れ、日大明誠スキー部!

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