May_23_2017

本日は中間考査2日目。生徒は今日も一生懸命テストに取り組んでいました。さて、今日は本校の本館管理棟前の脇にある永田菊四郎先生の胸像がきれいになったということについてご紹介します。

胸像がきれいになったという話しの前に、永田菊四郎先生についてご紹介します。知っている、という方も居られるでしょうが念のため。

永田先生は長崎県出身で日本大学を卒業し、ドイツで当時は至難とされた法学博士の学位を取得、帰国後日本大学の教授となり、さらに第5代日本大学総長を昭和33年から43年まで務めた先生です。そして本校の初代校長を昭和35年から40まで務められました。

永田先生の胸像は昭和47年に本校、後援会、同窓会の尽力で現在の場所に設置されました。胸像の制作にあたったのは長崎の平和公園にある平和祈念像の作者である北村西望先生です。永田先生と北村先生が長崎県出身という関係で胸像の制作を担当したそうです。

そんな永田先生の胸像も長年の雨風にさらされたため、錆びたような色合いに汚れていました。その胸像がきれいになったのは5月の上旬なので、もう気がついた方もいるかもしれませんが、胸像本来のきれいな緑色になりました。

ただ、だいぶ汚れていたので本来どのような色だったのか、分からず、クリーニングを担当したこころ堂さんは北村先生の作品をいろいろと調べていく中で、永田先生の胸像が永田先生の故郷にある長崎日大高校にもう一つあることを突きとめ、その色を参考にして、本来の胸像の色に復元したそうです。

クリーニングの結果、本来の色を取り戻した胸像は、以前の姿を知っているものとしては、こんなにきれいだったのかと思うほどです。もし、まだきれいになった姿を見ていない方は是非見て欲しいものです。

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