Oct_21_2014

Oct_21_2014

ここ数日は各部活動の大会の様子をお伝えしています。本日は先週末に行われました花園予選に出場したラグビー部です。ここで引退となった3名の3年生、田中依瑞美さん、坂本翼くん、上野優菜さんに試合の話とさらにこれまでの部活動について答えてもらいました。

本校ラグビー部は部員数12名で活動していますが、ラグビーは1チーム15人のスポーツなので、単独では出場できません。そこで、部員数4人の上野原高校、3人の甲府第一高校、2人の甲府商業高校と4校の合同チームでの出場となります。練習は本校の人口芝のグラウンドで行っていましたが、全ての学校が集まれる機会もなく、厳しい状況の中で大会を迎えることとなりました。

相手の富士河口湖高校はほとんどが3年生のチームですが、本校の場合3年生は坂本くん1人、そして2年生5人、1年生6人のチームです。1年生は半年のラグビー経験で体格の大きな3年生に挑むということになります。それでも、坂本くんは「1年生が半年の経験しかない中で、果敢にタックルを当てている姿をみてうれしくなりました。これは絶対次に繋がると思います。」と語っていたように、部員が少ないことも、合同チームであることも、経験に差があることも全く言い訳にせず、勝負していたことが窺えました。

しかし試合は真剣勝負です。相手も勝ちたいのは変わりません。急造チームであり、やはり緊張もあったのか、前半は一方的なゲーム展開となってしまったようです。しかし、後半には1年生のナイストライがあるなど、インタビューに答えてくれた3人も話をしてくれたように、“次に繋がる”ゲームとなったようです。さらに試合の後には、心の中で3年生の引退に合わせて退部しようと考えていた1年生が、ここまでやりきった部長の坂本くんの姿を見て、「自分も2年後に同じ思いを味わいたい」と部活動を続ける決意をした、という場面があったそうです。坂本くんはしっかりと後輩に対して背中で語っていたということでしょう。

それではインタビューに答えてくれた3人のコメントをそれぞれ紹介したいと思います。お世話になった顧問の金田先生や保護者の方々、先輩・後輩へのメッセージもあります。

坂本翼

「みんながいたから今の自分がある」と思います。1年生の夏から選手としては学年で1人となり先輩や後輩がうらやましいなと思うことはたくさんありました。さらに合宿や練習で辛い思いもたくさんしました。それでも続けてくることが出来たのは、先輩・後輩そして金田先生のおかげです。さらにマネージャーの2人の存在も大きかったと思います。水汲みやプロテイン、おにぎりの用意をしてくれ、後輩たちにも声をかけてくれたりと、本当に支えられました。これからは2年生がしっかりとリーダーシップをとり、まずはこの冬をしっかり乗り越えて欲しいと思います。

田中依瑞美

「支え支えられ過ごした3年間」でした。私たちは選手が翼1人という特殊な代でした。マネージャーとしては先輩もおらず不安でしたし、よく怒られてしまうこともありました。けれど保護者の方々もとても暖かく、支えていただきました。そして何より、同じマネージャーの優菜がいたからこそここまでやってくることができました。私たちの代は基礎の代となるのだと思います。ぜひ後輩たちは私がやってきたことを繋げていって大きくして欲しいと思います。

上野優菜

「人に恵まれた3年間」でした。先輩たちも優しく、保護者の方々にも大切にしていただきました。同じマネージャーの依瑞美とはお互い補い、支え合えた大切な仲間です。そして顧問の金田先生にもよく怒られましたが、3年生になってたくさんの感謝をもらえたのは先生のおかげです。金田先生のもとでやれたのは人生が変わるほどの経験でした。そしてなかなか伝える機会がなかったので、関わってくださった全ての人たちにとにかく「ありがとう!」と言いたいです。後輩たちにぜひ期待してください!そして応援してあげてください!

インタビュー中、たくさんの熱い言葉がありました。3人ともこのラグビー部が本当に大好きなんだなと感じることができました。それをこの文章では伝えきれないことが残念です。そんな3年生の想いを1,2年生は受けついで欲しいと思います。そしてぜひ来年は単独校で出場し、勝利してもらいましょう!頑張れ、日大明誠ラグビー部!

オンライン版学校案内2015
日大明誠高校紹介ビデオ2015
教育旅行ガイド2010 (明誠高校の公式サイトが紹介されています)
日大明誠高校エデュログ・バックナンバー

ページ
TOP