人は、誰しも年老い衰える。醜くもなっていく。
それは我々の愛しい子どもたちとて例外ではない。

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やがて彼らも年老いていく。体力も衰え、気も弱く
なった頃に、彼らがその子に―我々からいえば孫の
世代に―見捨てられて寂しい晩年を過ごすことに
なるかもしれぬことを、我々は忘れてはならぬ。

それは我々にとり耐え難いことだが、そのとき、彼らの
幸せを自分の命よりも大切に思っている我々は、もう
この世にはいないのである。

 

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やはり、その子ども、次の子どもというふうに、人が
安心してよりどころをできるような家庭が形成される
社会的循環を、我々は準備しておかなければならない。

それこそが「孝」の教育にほかならないのである。

 

 

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