人は何故キレルのか(3)
この頃「キレル生徒 「かっとなって親兄弟を
殺害する親族」のニュースが跡を絶たない。
女房にさえ用心しなければならぬ時代である。
最近面白い講演を聞いた。
人間の脳には時に空洞があったり 病変が
あったりする。そのような病理現象が「キレル」
事件、家族に対する殺害事件等の背後に
隠されている。
最近、脳科学の分野で、それらの研究が
飛躍的に前進した 。このような脳科学の
成果に立って考え合っていけば、我々は
イデオロギーの壁を乗り越えられるのでは
ないかとその講師は語ったのである。
「はて、イデオロギーの壁などというものは、
乗りこえるべきものなのであろうか、葛藤を
避けるのではなく、真正面からのイデオロギー
闘争を展開することによってこそ、より正しい
方向へ到達できるのではないか」と私は思ったが、
そのことは今は問うまい。
その4につづく…