9月22日(土)、学園祭1日目、小講堂で200名近くの参加で「京大・東大在学OBとのパネルディスカッション」を行いました。生徒だけではなく、保護者の方々、一般の方も多数参加されました。
京都大学文学部三回生の笈川侑也君(平成22年卒業)と、東京大学教養学部理科Ⅲ類の鈴木大介君(平成23年卒業)と、学校長の3人がパネリストとなり三澤進路指導部長がコーディネーターを務めました。

まず、笈川君が「京都大学への道」というプレゼンテーションを行いました。京都大学の自由な学風、大学で専攻している中近世ロシア史、中学入学時には低い 偏差値だったのを6年間で伸ばしたこと、中学のときに計画的な勉強スタイルを確立することの大切さなどが説明されました。
これを受け、京都大学と東京大学の違いの議論から入り、ロシア史の研究に至った動機、どのようにして学力を伸ばしたか、ということが話合われました。鈴木 君からは、今、専門を決めず、さまざまなことにチャレンジしたいため、あらゆる専門分野に行きやすい東京大学理科Ⅲ類を志望した旨の話が出されました。

二人とも中学野球部の先輩、後輩の関係で、試合でヒットを打てた嬉しさや、負けた悔しさなど思い出話にも花が咲きました。
次いで、鈴木君から「世界の見方を変える~学問の出発点」というプレゼンテーションがなされました。これは、「どうやって勉強して成績を上げられるか?」 という在校生たちの切実な関心事への一つの問題提起でした。単なる丸暗記をするのではなく、「分析⇔総合の思考軸」「類似性⇔共通性の思考軸」「帰納⇔演 繹の思考軸」という3つの思考軸をもち、考えながら勉強することの大切さが述べられました。
この後、現在鈴木君が行っている茨城県での農業活動、高校生や予備校生に東京大学を紹介する活動、フルート演奏、英語と音楽の勉強のため行ったアイルラン ド留学、東北の被災者への支援活動などについての紹介もありました。最後に後輩たちに、「学生の特権を生かして、とにかくいろんな体験をしよう! いろんな人と出会おう!」というエールがなされました。

会場の在校生や保護者からも質問が出され、二人は丁寧に答えていました。最後に学校長から、「二人の先輩たちの努力と熱意に負けないよう、在校生は、勉強にも、やりたいことにも頑張ってほしい。」という話をしていただき、閉会となりました。
この後、「もっと直接二人と話をしたい。」という高校生5人と2人のOBは、夕方の5時まで、別室で受験勉強の具体的仕方などについて熱心に語り合いました。

当日は、中学受験スタディの取材が入りました。
掲載記事はこちらから。
http://www.study1.jp/wordpress/



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