5
『武相文化』昭和30年6月号には、石野先生が『日本職業史』という本を書いたことが記されています。
そのなかで職業について考えるよう生徒に呼び掛けています。
「まず自分の個性―もちまえはどういうものだということを、十分につきとめなければなりません。そして (中略) 中学、高校のころから、けんとうがついて、そのことにとくに心をよせることは、とても、しあわせです。(中略) 自分は何になろうか、どうぞたのしいめあてをつけてください」
6
『武相文化』昭和31年1月号には石野先生は改めて「建学の精神」を語っています。
「道義の昂揚」人の人たる道を、ふみおこない、それをいよいよたかめる(中略)
「個性の伸張」自分のもちまえを伸ばす(中略)
そして思ったり、言ったりしたことは「実行徹底」すべきである。
7
『武相文化』昭和31年3月号には石野先生は卒業式の喜びをつづっています。
「武相学園においてこの式を挙げるのも11年目になる。こうして年々歳々、いくたび巡り合っても「蛍の光 窓の雪」の歌詞にも、メロデーにも、いい知れぬ感懐が湧く。」
この卒業式で卒業生は2,000名を超えました。
8
『武相文化』昭和31年12月号に、石野先生は「私の三つのねがい」を書いています。
1 学園が成果をたかめ、永遠の学園として発展しますように。
2 (要約) 研究をなしとげ、計画している書物を出す。
3 (要約) 武相考古館を中心に郷土文化の顕彰高揚に力を尽くす。
とあります。
石野先生は、出したい本が18冊ぐらいあると書かれています。
また、当時は「武相考古館」という施設が学園にありました。
(つづく)
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