ビジネス研究部は「香り」をテーマに、学園祭や神奈川県高等学校社会科研究発表大会、日経STOCKリーグに向けて、研究を進めています。
研究の一環として、部員9名で創業100年以上の歴史を持つ老舗香料メーカーとして知られている長谷川香料株式会社様を訪問させていただきました。
こちらから用意した質問に丁寧に答えて下さり、研究所内を案内していただきました。また、香料を使用したいろいろな実験を見せてくださり、香料について深く知ることができました。
ご多忙の中、取材に応じて下さった長谷川香料株式会社様には深く感謝申し上げます。ありがとうございました。
生徒たちの感想の一部です。
・他国の文化をまずは受け入れる必要があると聞いて、その成果が日本2位につながっているのだと思いました。話を聞いて印象に残ったのはフレーバーとフレグランスの比率が9:1というところです。
・「自分自身の好みではない」ということに注意しているのが、お客様にとって最高の香りを届けようとしているところだということに尊敬を抱きました。頭ではわかっていても実行に移すことは大変難しいと思うからです。
・味は変わらないのに匂いが違うだけで味が変わっているように感じたのには驚きを隠せませんでした。今まで匂いを意識して飲んだことが無かったため、意識して飲むとだいぶ感じ方が変わると思いました。中々面白い実験で、お客様のために求めている一番の匂いに近づけるように時間をかけて匂いを開発していると思いました。
・様々な質問によって長谷川香料の独自性や香料ができるまでの過程など、今まで知らなかったことを知ることができました。また、研究の様子を見学したり、香料の嗅ぎ比べをしたりと普段できない体験をすることもできました。香料の嗅ぎ比べでは、香料が担っている役割や香料が持つ大きな可能性を身をもって体験することができました。
・香料について今まで考えてくることはなかったのでいい経験になりました。個人的には、ただの砂糖とクエン酸を混ぜた水だったのが香料をつけるだけでいろいろなジュースみたいに変化するのが印象に残りました。