中学開設準備を進める一方で、高校の特別進学コースの英語の授業も担当しています。
その授業でした「余談」の一つをご紹介。
「察する」ということに価値をおく私たちの国の文化は、それはそれですばらしいと思うが、
一方でちゃんとするべきことがある。例えば、「ありがとう」とか「ごめんなさい」とか。
そういう挨拶のようなことは当たり前のこと。
でも、あたりまえだけども、ちゃんと言葉にしなければいけないこと・ときがある。
そういうことができるようになるためには、「察する」ことをベースにした
「優しさ」というものが必要になるのではないか。
優しさを人に伝えてあげることがフィードバックというものの重要性の
本質であるように思う。
感じたこと、特にいいことなら、ぜひ伝えてあげなさい。
自分のことほど自分では気づきにくい。
そしてそれを人に伝えてもらえたときのうれしさったら、ない。
自信につながったり、不安が解消できたり、いろんないいことがある。
そういうことができる人間になるのはどうだろうか。
こんな内容で話をしました。もっと具体的な事例と結び付けて話しましたが、ここではそれは割愛。
生徒とのかかわりでフィードバックを大切にしています。同時に、教員間のかかわりでも同じように大切にしています。
ほめられることがあったらほめる。照れくさいときもありますけど、やると決めているので、やります。
私たちの中学開設企画局はこのフィードバックを、みんなちゃんとできているなぁと感じてます。
いいことはいいというし、ダメなことにはダメといいます。
上野局長の方針というか人間性が色濃くにじみ出ているからなのですが、これがすごくいいのです。
ダメ出しの時もあるけれど、落ち込むときもあるけれど、結局のところ、やる気につながるなぁと感じています。
開設準備の仕事も残すところあと5か月ほど。この雰囲気ならいい学校が作れるなぁと感じながら、
こつこつと頑張る日々です。
(鮎川)