中学開設に当たって先ずはじめに考えたことは、どのような中学校が今日求められているのかでした。
今日の社会状況を見ると、経済不況が長続きし今後飛躍的に良くなることは望めません。
子供達に夢を持てとか、目標を持てとかなかなか言えない状況になっています。
以前なら、良い高校・大学に入って・良い会社に入れば、幸せな生活が待っている、
だから、勉強しようということで子供達を指導できました。
しかし、何が起きるか分からない先行き不透明な時代ではそうはいきません。
そこで、教育や学校の原点に戻って本質を追究しようということになりました。
俳論用語に「不易と流行」と、いう言葉があります。
時代に合わせて変えなければいけないこと、また、時代がどのように変わろうが変えてはいけないことがある
ということです。これを実践すれば必ず、多くの方から支持を得られるだろうと考えました。
(上野孝裕)