「プレゼンテーション」っていうものの存在を初めて知ったのはいつのことでしたか。
いつからはやった言葉なのかはわかりませんが、たぶんそれまでは「発表」って呼んでいた行為
だったのではないでしょうか。そして、それまでの「発表」というものとの決定的な違いは、「パワーポイント」と
いうソフトウェアを使うか否か、の問題であるように思いますが、いかがでしょうか。ああいったスライドのない
「プレゼン」って考えにくいですよね。
私が最初に「プレゼン」なるものを知ったのがいつのことか。たぶん働き始めてからのような気がします。
習ったこともないことを教えなければならない。なかなかつらいところですが、勉強するしかありません。
勉強と経験と勘(!?)でなんとか指導できるようにもなり、特に高校の特別進学コースの「フリーモジュール」と
呼ばれる取り組みでは小さな大会で賞をいただくこともできました。
そんな私があこがれる、上手なプレゼンテーションをする人といえば…Steve Jobs!
あの人の上手なプレゼンから学ぶことが多いです。話し方はもちろんですが、スライドの作り方でも。
主役はあくまで人間で、スライドはサポートである、ということに気づけてからスライド作りも大きく変わりました。
ありがちな失敗、例えば文字で埋め尽くしてしまうとか、無駄にアニメーションが多いとか、効果音を
ならしてしまうとか。やり始めってどうしてもそういうのを作りたくなってしまいます。私も最初はそうでした。
そういうダメスライドを作らなったのが大きな変化でしょうか。
プレゼンテーションが上手にできる、ということって、実はあまりちゃんと教育されるたぐいのことでは
ないように思います。本校の「まとめて書いて発表する」ではプレゼンテーション能力を基本から
指導していきたいと考えています。みんなで目指せ、Steve Jobs!…なんて。まずは私がもっと上手に
ならないと!
(鮎川)