年末年始の帰省でのこと。
ストーブとかコタツといった暖房器具のある空間に身を置きました。田舎では
まだ使っています。
私自身が集合住宅で暮らしているので、ストーブは使えません。禁止なんです。
コタツは、一度入ると動かなくなるし、そのままうたた寝して頭が痛くなるから
使いません。一人暮らしの時にジュースをこぼして、クリーニング代に泣いた
経験も大きかったりして。
そんなわけで、もはやストーブとかコタツは、私にとって懐かしさを感じるような
暖房器具なわけです。
そして久しぶりにそれらのある空間にいて、驚いたこと。それは、そういった古典的
暖房器具があることで、人が集まり、自然とコミュニケーションが生まれる空間に
なっているということでした。
家の、他のどこにいても寒いわけですから、一カ所に集中して、顔をつきあわす
しかないわけです。これって、結構すごいことじゃありませんか。もはやなんでも
一人一台の世の中では貴重なことだなぁと感動せずにはいられませんでした。
技術の進歩を止めることは出来ず、それに伴う私たちの生活の変化も、たぶん
止められません。そんなどうしようもない流れの中で、ふと感じた感動を書き残して
みました。本校の教育の発想のひとつと同じですけど、中学生にはむずかしいかなぁ~。
(鮎川)