中学2年生の確率の授業を参観しました。
皆さんは、サイコロ1個を投げたときに1の目の出る確率が
1/6だということは知っていると思いますが、
確率1/6ってどういう意味でしょうか?
「6回サイコロを投げたら、1回は1の目が出る」という意味でしょうか。
1の目が3回続けて出たという経験もあると思います。
だから、6回投げても1回も1の目が出ないこともあり得ますよね。
こんな時、一般的な数学の授業では教科書に書いてあることを使って
先生が説明して終わりにすることが多いですが、明徳中学校の授業は違います。
始めに1/6の意味を聞くと、 「何回もサイコロを投げると、だんだん1/6の値に近づく」
という回答がありました。そこで、実験してみました。
体感し、確認してもらうところから確率の授業が始まりました。
意味は分からないけど、公式にあてはめて
正解を導き出すだけの力を付けるというような授業ではなく、
「なぜだろう」「どういう意味だろう」ということを
しっかり考えられるような授業になっているんですね。
こんな授業から応用力(考える力)がつくんだなぁと思いました。
(千葉明徳中学校 教頭 : 山田)