中間テストの成績が報告されました。

点数にすると0点から100点まで、順位をつけると1番から43番までつけられます。

その点数・順位に生徒・保護者の方々は一喜一憂していることでしょう。

そこで、テストの目的を述べたいと思います。

 

テストは、生徒がそれまで学習したことがどの程度理解・把握できたか確かめるものです。

そしてその結果を振り返り、良かった点はさらに伸ばし、できなかったところはできるように修正する機会です。

ですから、試験の後の振り返りが大変重要なことになります。

できなかったところをそのままにしておけば、

次に同じ問題が出たときに同じ失敗を繰り返しますし、新しいものは積み上がってきません。

この作業を行うのは、当然生徒自身です。

 

そこで、保護者の方は成績を見て何と言うでしょうか。

いろいろな言葉掛けがありますが、言葉掛けした結果、子供がやる気を起こすような言葉掛けが必要です。

悪い点数・順位(子供の期待値と親のそれは異なることが往々にしてあります)を取ってしまった生徒は、

そのこと自体引け目を感じています。

親に申し訳ない気持ちで一杯だと思います。

そこに「傷口に塩を塗る」言葉を掛けた時、子供の心は大きく打ちのめさせられます。

奮起を期待するつもりの言葉が、全く逆の効果を現す場合も多々あります。

どのような言葉が『自分の愛するお子様』に届くのか、もう一度考えてみましょう。

 

言葉がけ一つで奮起する子供がいると同時に、立ち直れなくなってしまう子供がいるのも事実です。

 

上野孝裕

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