3学期が始まってすぐに「技術では今、何をつくっているの?」と聞くと、
クラスのあちらこちらから「玉手箱」「宝箱」「宝石箱」などという声が聞こえていました。
聞いた私の頭の中は「???」
それから2カ月余り。完成品を持って教室へ来るとその「???」は一気に解消されました。
手には立派な木製の箱。
取っ手を付けたり、角を金具で留めたり、細かい作業をしてやっと完成させたそうです。
一番大変だったところは?
・・・という質問に、「後ろに付けた蝶番(ちょうつがい)です。」と即答。
本当に大変な思いをしたからこそ「ものづくり」の大切さを学ぶことができるのでしょう。
自分でつくった「箱」にはこれから何が入れられていくのでしょう。
この「箱」は彼らにとってはきっと「玉手箱」であり「宝箱」でもあり「宝石箱」なのでしょうね。
(吉田)

ページ
TOP