日頃より、給食の食べ残しが気になっていました。

このことを職員の打合せ時に話したところ、各クラスの残飯をなくす努力でその量が減ってきました。

これ自体は良いことなのですが、生徒全体を見ると成長盛りなのに食べる量が少ないと感じます。

いつも冷蔵庫に食べ物が溢れている状態では仕方がないことなのかも知れません。

無性にお腹がすいた経験がないと、いつでも食糧は手に入る物、在って当たり前の物になり、

すすんで食べ物を探す行為は表れてきません。

人間の基本的欲求である食欲が旺盛だと、生きる力も強いと思います。

この生きる力というものは、知識欲にも繋がっているように思います。

与えられることに慣らされてしまうと、知的好奇心が湧き上がって来ない状態に

なるような気がします。

給食を残さないで食べる指導はもちろんのこと、

何事にも積極的に取り組む態度を培いたいと思います。

 

上野孝裕

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