入学以来気になっていた生徒がいました。
口数が少なくこちらから問いかけても、「ハイ」としか語らない生徒でした。
時には、「ハイ」も出ず、ただ微笑むだけのこともありました。
彼にとって、千葉明徳中学校に通うことが楽しいのか苦痛なのか、私には分かりませんでした。
他の先生方にも、同様の思いを持っている方々が少なからずいたようです。
その生徒が朝学習で良い成績を取ったので、教科担当が生徒の保護者に連絡したところ、
「明徳中学は楽しい。入学して良かった。」と、いう趣旨のことを語っていると、職員室で話してくれました。
それを聞いた他の職員は、それは「素晴らしい。嬉しい。」と、異口同音に喜んでいました。
こんな事が朝の話題でした。
上野孝裕