先週で夏季補習の前期も終わり、三者面談も終了。中学校はちょっと落ち着いた雰囲気になりました。

私も余裕ができたので、研修会やら勉強会やらに参加しまくってます。楽しいのもあるし、ためになるのもあるし、

ちょっと飽きちゃうのもあります。結局、ぜんぶ勉強になりますけど。

 

さて、昨日のこと。文化祭の準備で生徒と一緒に田んぼに行きました。だいぶ雑草が生えてしまっていて、

稲と雑草の区別がつかないところあり。観察にちょっと苦労したりして。ちょうどその日に教員が

草刈りをすることになっていたのでそのことをつぶやいたところ、聞き取った生徒がこういいました。

「私たちの知らないところで先生たちががんばってくれているんですね」って。

 

私は、ありがたがって欲しくてそのことを言ったわけではなく、ただ事実を述べただけでした。

だから、こんな心のこもった言葉を聞いて、ちょっとうろたえてしまいました。

 

なくなった水は勝手に増えないし、伸びた雑草は勝手になくならない。この事実に気づき、さらにそこに

誰かの存在にも気づき、感謝できちゃうってすごいことですよね。この生徒はそういうことができる

大人になるのかなぁと青い空の下でこっそり考えました。

 

田んぼは順調(に見える)。稲は元気に成長(しているように見える)。汚染の問題はありそうですが、

とりあえず今年の夏休みは私たちががんばっておきます。無事に食べられるといいなと思います。

(鮎川)

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