8月13日(土)、以前勤めていた高校の水泳部同窓会がありました。

水泳部といっても私がいた時代は、競泳ではなく水球を行っていました。

入部してくる大半の生徒は、水球など全く知らず、中には泳ぐこともままならない生徒もいました。

そんな生徒達が水球の一歩から始め、関東大会やインターハイまで勝ち進んだことは、

賞賛に値します。

 

その裏に生徒達の努力があった事は、紛れもない事実です。

そんな生徒達が、高校を卒業して5年、10年、20年経って毎年お盆の時期に集まります。

そして、水球のゲームをみんなで楽しみます。

現役時代はあれだけ苦しい練習をしたのに、OBになると笑顔でプレーしています。

その様子を見ると指導して良かったなと思わずにはいられませんでした。

また、夕方からは学校近くの居酒屋で二次会です。

OB同士が極寒(水温14度)や酷暑(水温31度)の練習を懐かしく振り返っていました。

話が盛り上がっている中、大手ゼネコンに勤めているO氏が

福島の原発現場に帰るということで席を立ちました。

 

震災の関係者が、こんな近くにいたのかと認識を改めました。

様々な教え子達と情報を交換する中、部活動をとおして培ったものが

確実に社会の中で活きていることに安堵の感を抱きました。

勉強して学力を付けることは、学校として当たり前のことです。

そして、その学力が社会に生きたものとして活用するためには、

部活動や総合的学習の時間等で心を鍛えることも同じように大切です。

 

上野孝裕

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